時事 | 返却は一週間後。

返却は一週間後。

日常と映画(レンタル)を綴るブログ。

新型コロナ感染による悲しいニュースが止まらない。

 

政府や首長の無力感、野党の虚無感、メディアの無能さ、SNSの無益さ・・・

 

COVID-19ウイルスは、日本社会の様々な“無”を晒していく。

 

特にメディアの無能さは目に余る。

 

 

世界でも質の高い日本の医療保険制度・医療提供体制は・・・今まさに崩壊中。


実は、こうなる前から現場で治療に当たる多くの医師が、SNSを通して医療崩壊の危機を訴えていた。

 

 

・感染を防ぐため、通常の病気よりも医療スタッフの人出が必要なこと

 

・コロナ患者が増えるほど医療スタッフが奪われ、他の患者が後回しになること

 

・インフルエンザと違って潜伏期間が長い上に、急に重症化する特徴

 

・若者でも軽症者でも、約半数の人が味覚障害や呼吸がしづらいなどの後遺症が残ること

 

・民間のPCRや抗原検査キットには精度が伴ってないものがあり、完全には信用できないこと

 

・ウレタンマスクは特に無意味で、不織布マスクでないと感染予防にはあまり役立たないこと

 

・結局、密を避けて手洗い・マスクが非常に大切なこと ...etc。

 

 

しかし、朝から延々とTVで垂れ流されるワイドショーは・・・

 

それら大事な情報よりも、しつこく新規感染者数を伝え、同時に政府の対応批判。

 

重症・死亡者数より、新規感染者数を重視して伝え続けたのは、インプレッションの問題だろう。

 

それを証拠に、活字離れが進み、今やネット中心で《見出し》に力を入れる新聞メディアも同様。

 

注目される見出しを模索した結果、【数字のインパクト】と【過去最多】に拘った。

 

毎日、数字を聞かされ続けた国民は、状況に慣れ、過去最多が何人かもわからなくなった。


現場で戦う医師たちの思いとは裏腹に・・・

 

危機意識が薄れた多くの国民が、自愛より、自分たちの欲求を優先するようになった。

 

 

ようやく逼迫した医療の現状を時間を割いて伝えるようになったTVメディア。

 

しかし前述したように、世界でも質の高い日本の医療保険制度・医療提供体制は・・・今まさに崩壊中。

 

高度な医療を維持するためには、増え続ける新型コロナ患者の自宅療養も致し方ない。

 

それをダメとするなら、多くのその他の病気の人を自宅療養にするか・・・

 

極論になるが、今ある医療の質を下げるかの二択しかない。

 

ベストなのは、各々が感染予防に気を付けるよう促して、感染者を減らすこと。

 

だが、今更TVメディアが促しても効果は期待できないだろう。

 

ここまで薄れた国民の危機意識を再び高めるには、遅すぎるように思う。

 

 

ネット動画を含めた視聴の変化で TV離れが囁かれるが、それでもTVは今も大衆の情報ツール。

 

ただ・・・そこで垂れ流しているのは、“報道”の仮面を被った“バラエティー”=ワイドショー。

 

独自の取材力はほぼ皆無で、扱うネタは《新聞・ネット・週刊誌》の記事を引っ張ってきたものばかり。

 

現場を知る本物の専門家をコメンテーターに呼びたくても、現場を離れられるわけがない。

 

その為、番組に呼ばれるのは、軽症者だけを見てる町医者や学者など、似非専門家ばかり。

 

現状を知らない彼らがワイドショーで語るコロナの誤った見解・提案は大々的に伝えられ・・・

 

それを現場の医師がSNSで訂正・否定する、そんな構図が多かった。

 

似非専門家でも、異論や反対意見を持つ者で議論すれば、少しは有意義になるのだろうが・・・

 

即席で作られたフリップに則って、似非専門家と芸能人が“右へ倣え”で意見を揃える。

 

これでは問題の本質に辿り着けないどころか、いつも「政府の説明不足」で完結するのも無理はない。

 

それどころか芸能人コメンテーターが弥縫策で語る為、SNSで偏向やダブスタを指摘される始末。

 

「政府の説明不足」は、記者たちの「質問不足」でもあるのだが、それを指摘する声も挙がらない。

 

まぁ・・・メディア(記者)のレベル低下問題は、今に始まったモノではないが。

 

 

政府や首長は、責任のなすりつけ合いと乏しい決断力で・・・無力感。

 

野党は、この有事でも国益ではなく政権を倒すことを優先し・・・虚無感。

 

クロスオーナーシップのせいでメディアがメディアを監視できず、自浄作用も働かない・・・無能さ。

 

現場が必死に声を挙げているのに、デマやエビデンスの無い情報ばかりが広がるSNSの・・・無益さ。

 

残念ながら、これらの《無》が解消される気配も無い。