時事 | 返却は一週間後。

返却は一週間後。

日常と映画(レンタル)を綴るブログ。

鳩山由紀夫氏。

 

曲がりなりにも・・・元首相。

 

 

先日、昨年9月に続き、再び 北海道で震度6弱の大地震があった。

 

その刹那、ある人のリツイートで回ってきたのが、鳩山由紀夫氏のツイートだった。

 

その中で、「被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに」という文章の後、

 

CCSによる人災と呼ばざるを得ない」と示していた。

 

正直、地震が起こった直後に「人災」と断定してることに驚いた。

 

すぐに削除するだろうと思ったけど、道警がデマ扱いするや否や、反論する始末。

 

 

立場を弁えれば、本来、大地震直後のツイートは、被災者に寄り添うツイートに留めるべき。

 

でも この人は、前日からCCSに関するツイートを書いていたこともあって・・・

 

「ほら、言ったとおりだろう?」と言わんばかりのエゴ発信。

 

それにも気付けず、反論しているのだから虚しい。

 

 

確かに、一部の専門家からCCSと地震の関係性は指摘されている。

 

その検証も、大事なのは当然なのだけど・・・

 

大地震で動揺してるであろう時に発信するべき情報なのか、を考えてもらいたい。

 

道警のデマ扱いにしても、地震による混乱を少しでも落ち着ける為・・・

 

広がりゆく 根拠のない推測情報を打ち消していく作業が重要。

 

なのに、この人はそこに理解も示さず「道警は命を守ってほしい」と反論ツイート・・・。

 

全くもって筋違いだ。

 

 

一般素人や、専門家と同じ感覚で情報発信するべきではない。

 

少なからず首相という国のトップに立った人物であり、良かれ悪しかれ、国民から注目される立場。

 

地震直後のあのツイートは、被災者に対する心配りではなく、批判感情へと誘導する愚行に思える。

 

地震が落ち着いてから発信しても遅くは無かったはずだ。

 

不愉快極まりない。

 

 

そして昨日。

 

辺野古移設問題に対する、沖縄県民投票が行われた。

 

結果は《反対》票が7割を超え、投票率も50%を超えた。

 

これに対し、鳩山氏は・・・

 

「県民の意思ははっきり示された。辺野古は諦めて、別の解決を求めるべきだ」と。

 

 

辺野古埋め立てが決まっていたのに、「最低でも県外移設」と公約を掲げ・・・

 

混乱させた挙句、代替案も出せずに辺野古埋め立てを決定した張本人は、この人だと記憶している。

 

もはや、無責任という他に何も言葉が浮かばない。

 

 

この問題は非常に難しい。

 

沖縄県民の気持ちも理解できるし、国の考えも理解できる。

 

どこぞの芸人が「沖縄以外の日本人は無関心」と言う。

 

本当にそうだろうか。

 

「無関心ではなく、答えが出ないから語れない」のではないだろうか。

 

自分の住む近所で同様の事が起こったら、賛成できるだろうか・・・

 

と自問自答しているのではないだろうか。

 

民意 と 国防・国益は別物であり、どちらも正しい。

 

だからこそ、投票結果についても、なんとも言えない。

 

が、この元首相は、その妥協案を示すこともなく・・・「民意だから従え」と。

 

一体 何を見据えて、どこに向いて発信しているのか、さっぱり見えない。