『フード・インク』 | 返却は一週間後。

返却は一週間後。

日常と映画(レンタル)を綴るブログ。

以前、日本は中国から食品をたくさん輸入しているが・・・


その中国は飢餓大国であることを綴った。



現代の食品事情は、生きる為の「糧」という本来の目的に「流通」というビジネスが加味している。


だからこそ貧困国に食品が回らず・・・


今朝の新聞には、世界人口の8人に1人が食糧不足という記事。


飢餓は 悪化の一途どころか、悪化速度が増しているように思える。



食の問題はそれだけではない。


今 ドイツでは、1万人を超える子供たちがノロウイルスに感染し食中毒・・・という異常事態。


その原因は中国産の冷凍イチゴの可能性が高いそうだ。



「流通」で食品を捉えた時、コストなども大切だが・・・


如何に目的の数量を送り届けることができるか、が重視される。


それが収益であり、ビジネスに不可欠な信頼にもつながるのだ。


そうなると、軽視されてしまうのが「安全性」ということになる。



前述のドイツの場合、食品検査の甘さが最大の要因だ。


この一件で EUが中国に対し、「輸出食品の検査厳格化」を要求したそうだが・・・


正直言えば、ドイツは何故 子供たちが口にする食品に 中国産を利用したのだろうか?


まさか、中国の食材の危険性を知らないわけではあるまいし・・・


それに、安全性を最重要視する国家ではないことも 知らないわけではあるまい。



ただ、今回のような食の危険性は、言わば目に見える危険。


それ以外に、知らないうちに体を蝕んでいく食品があったとしたら どうだろうか。


実は、未だ 科学的に証明されていないゆえ、表沙汰になっていないだけで・・・


危惧されている食材はたくさんある。


遺伝子組み換え、着色料、酸化防止剤、保存料・・・etc。


さらに米国を含め、食品の残留農薬検査など、検査法の抜け穴は昔から指摘されている。



よく考えるべきだ。


先進国に何故アレルギーや自己免疫病が増えていくのか。


多くの食品を外国に頼る 食品輸入大国の日本。


その日本は、アレルギー体質の割合が世界一である。



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『フード・インク』 (ロバート・ケナー監督)




アメリカの荒廃した食品業界を痛烈に批判したドキュメンタリー映画だ。


2009年のアカデミー賞で、日本のイルカ漁を批判した「ザ・コーヴ」と・・・


長編ドキュメンタリー映画賞を争ったことで有名だ。


まぁ 争ったと言いつつも、政治色の濃いアカデミー賞で・・・


実は「どちらが受賞するか」 などと考えるまでもない出来レースだったのだが(笑)



しかし、「ザ・コーヴ」は外国人が偏見で差別的観点から制作されたものに対し・・・


こちらはアメリカ人がアメリカのことを批判しているのだから、その意味の違いがわかるはずだ。



さて、この映画では家畜が生き物としてではなく、商品として扱われている。


この食品の取り扱いを痛烈に批判しているのだが・・・


これは他人事ではない。


こんな扱いをされたものが日本に輸入されているのかと思うと、驚きだ。


かつて狂牛病によって輸入制限が緩和された時があったが・・・


その時も、一部のメディアで映画の内容に近い類の危惧を唱えていたが、まさか現実だったとは。









満足度・・・★★★☆☆


ハンバーガーをやたら美味しそうに食っていやがった(笑) 度・・・★★★★★