こんにちは!チーフトレーナーのチャーリーです。
前回の【飛距離アップ】ゴルフトレーニングでは飛距離を向上させるための基本的な身体作りについてお話ししました。これはジョイント・バイ・ジョイントセオリーに沿った考え方です。
この考え方を理解したうえでトレーニングをしていくと身体はスムーズに動きますよということです。
では、よくゴルフにおいて論争のポイントとなっている筋力トレーニングはした方が良いのか?という点についてですが、答えはもちろん"YES"です!!
まあ、そもそも僕の考えとしては、○○トレーニングが良いとか悪いとかの判断は、全力でやってみてから判断してみなよ!ということです。
それが自身にあった、あわないはロジカルに考えて紐解いていけば課題は必ず見えてくるので、修正を常にしていけばよいんです。
少し話外れましたが、世界的なゴルフの基準となっているTPIにおいても、ゴルフスイングを解析する中で、筋力がどれだけ使われているかといった統計も出ているし、そこで指導を仰いでいる世界のトッププレイヤー達もゴルフの練習以外でトレーニングにも励んでいます。
世界のトップでいる理由がちゃんとそこにはあるんですね。
そんな中で、僕がプロゴルファーや飛距離をアップさせたいというゴルファーに対してどんなアプローチをとっているかというと、ビジネス的に言うとPDCAを回す感じです。
①目標を立てます:これは必ずやっておかないと、お互いが目指す方向がごっちゃになってしまい、方向性がずれたり信頼しあうことができないといった状態になってしまうため、初回では一番大事なところです。
②身体測定:フィジカル能力や身体の課題を把握します。現時点での状態を知っておくということですね。ここをスキップしてしまうと、身体における課題を知らずに目標に突き進んだプログラムを立ててしまい、ゴルフスイング中にエラーがより多く起きてしまう状態となるため、危険です。
③プログラム構築:目標と課題がわかれば、後はアプローチ方法としてどんなトレーニングをしていくかになります。そこで筋力が圧倒的な課題であれば、ウェイトトレーニングを行いますし、柔軟性や可動域の低さが課題であればモビリティトレーニングで身体が正常に動くような状態を作っていきます。
ウェイトトレーニングにおいては、バーベル、ダンベル、ケトルベルなんかを用いた新プロな動きでまずは弱い部位に対しての筋力アップを図ります。
そこから動きを複雑にしていき、より全体の動きが機能的にスムーズに動いていくような体づくりをしていきます。
とまあ、飛距離アップのためのトレーニングはやっていくことは最低ラインですが、ここでの落とし穴は、コーディとコミュニケーションが取れているか?またクラブセッティングとの相性はどうなのか?プロになると、毎年のようにメーカーから新しいクラブを提供されたりし、微妙なずれが生じます。そことも常に合わせていくことをしないと、選手にとってもメーカーにとっても残念な結果が生まれかねないので要注意です。
ということもあるので、
④コミュニケーション:常時選手、コーチ、メーカーとコミュニケーションをとりながらトレーニングを行っていく必要アリです。
ということで、飛距離アップのためにウェイトトレーニングをやるということはしっかりと選択肢の中に入れておきましょう!
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