勝てなかったのは痛いが、引き分けに持ち込めたという印象が強い。フィールドでは中田が孤軍奮闘していた。リズムが悪いように見えた。ポジショニング然り。意思疎通はできていたのだろうか。チャンスは少なく、しかも決定力に欠ける。
窓の外から奇声が聞こえる。騒がしさはチャンスとピンチに呼応する。この試合も視聴率は高そうだ。
神宮球場にて、東京ヤクルト-千葉ロッテ戦を、ゆちんこ姉
と。中日戦は昨年、観戦試合が全敗だったので控えている。早くに着いてしまい、球場の通りを挟んで向かい側、駅から続く人の波を避けてタバコを吸う。目の前でタクシーが止まり、一人の老人が降りた。右手に持った杖をつき、左手に下げたバッグからヤクルトの帽子と東京音頭用の傘が見える。微笑ましい気持ちになっていると彼女からメールが届き、遅れた上に駅まで迎えに来いという。ビールをおごらせた。
梅雨の合間に晴れ間が差してビールが進んだ。序盤で清水直行が打ち崩されて0-7、中日ファンならとっくに諦めているところだが、2点返しただけでマリサポは息を吹き返す。それに応じてロッテ打線に火がつき、2点差まで詰め寄った。ピンチになったところでヤクルトは木田を投入する。彼女はロッテファンでありながら木田も好きなようで、追いついてほしいやら抑えてほしいやらで複雑な顔をしていた。先までロッテを応援していたのに、黙った。僕はといえば白熱した試合展開を味わいながらも、携帯で中日の途中経過をチェックする。そちらは優位に試合を進めて、気分よく目の前の試合を楽しむ。
谷繁に当たりが戻ってきた。なんと打率2割を超えた。現在、本塁打を期待できるのはクリーンアップの3人だけという状況の中、谷繁や、または森野あたりにも一発があると、敵にもファンにも変化が生じる。気づけば4連勝で交流戦も20勝に達した。嬉しい誤算
である。
チャンネルを回すと「バッファロー’66」が放送されていたのでそのままリモコンを置いた。懐かしく、あのラストシーンがやはり暖かい。当時はミニシアターかぶれだったと思う。こぞって絶賛し、メインカルチャーにもなっていたような。“Heart Of The Sunrise”もあちこちで流れた。持て余し気味のクリスティーナ・リッチの体型もたまらない。
見終わってからサントラを探した。King CrimsonもYesも詳しくないが、その辺のチョイスもヴィンセント・ギャロのセンスが光るなんて知った風な口を利く。ジョン・フルシャンテのPVなども撮っていたことを思い出した。YouTubeを漁る。
井口昇の監督作品は「おいら女蛮」「卍」に続き、本作は今年に入って3本目の公開となる。量産体勢に入っている。しかしそれが決して勢いにならないのも彼らしさ。客は少なかった。
外見はイメージに大きく関与する。第一印象はその後にも響く。言いかえれば上っ面だけで判断されかねない刹那は不条理のようにも思える。主人公の女子高生・まゆかは顔にあざがあることがコンプレックスだった。彼女の弟・浩が妖怪の猫目小僧と仲良くなり、猫目小僧は浩のぜんそくとまゆかのあざを自らのつばで治す。異形でなくなったことにより、まゆかは性格が明るくなり、恋人ができた。まゆかに恋心を抱いていた、異形である猫目小僧の心境は複雑だ。
時を同じくして、妖怪ギョロリが村に現れた。襲われた村民は皮膚が変色、膨張し、肉玉になってしまう。まゆかの周囲の人々も次々と肉玉に変えられる。醜い異形の恐怖が村を包んだ。見るに耐えない容姿ゆえ、忌み嫌われたギョロリと猫目小僧。ギョロリはそれを怒りに換えるが、猫目小僧は人間を救おうとする。美醜に捕らわれることが醜いと教えられる。まゆかは猫目小僧との出会い、ギョロリとの対峙で成長した。
毎度、井口昇が描く女性は魅力的だ。女優を引き出す。中村映里子に将来性を感じる。まゆかの同級生で、彼女をいじめる京子の役を魅力的に演じた。手足と首がスラリと長く、走る姿が美しい。敵役としてその目つきが素晴らしい。コメディエンヌとしての技量も見せる。劇中で笑いの大部分を担った。
たくさんのサイトやブログを運営している哀生龍さん、その一つ「So what ?」
から指名を受けた。映画日記「I am invincible !」
ではリンクをいただき、マイミクも快く承認してもらった。
*紹介するタイトル数の制限はありません!!
これだけ。
Q1:あなたのHP(サイト)、Blog、サブページ等のタイトルは何ですか?
ソウウツおかげでFLASHBACK現象。「そーうつおかげで、ふらしゅばっげんしょー」と発音するとそれなりにリズムが良い。
Q2:極簡単に内容をご紹介下さい!
好きなことを書き連ねる。映画は400字以上を課し、音楽という聴覚情報を言語化することは難しいと知り、中日に愛憎を感じ、ツーリングと散歩に興じ、読書に挫折し、家族を改めて見つめルーツを理解し、何もなければ日記を書く。過去記事
から抜粋。
Q3:タイトルの由来を、思う存分語って下さい♪
カタカナ、ひらがな、アルファベット、漢字を交ぜたかった。ブログを始めた当初、今にして思えば大したことではなかったのだが、僕は相当にまいっていて、新しく何かをしようと思い、そんなこんなでこのタイトル。現在、携帯のアドレスを変えようかと思っているのだが、ブログタイトルから引用しようかと思うほど、気に入っている。
Q4:気になるタイトル・素敵なタイトルをつけている管理人さんに、バトンを回して、由来を教えてもらいましょう!
山々だが。
よしんば追記
回さない手前、回しませんが、お世話になっているブロガーの方全員に回したいです。もしお暇でしたら。もしネタにお困りでしたら。たまには数少ないリアル友人にも声をかけてみたいと思います。ブログをやっていない友だち、おまえらもブログを始めてみてはいかがでしょうか。
「これは勝ったな」と長いこと思っていて、それが「引き分けでも良し」に変わり、すぐさま「何とか引き分けに」となって、そこから「もうだめだ」となるまではさらに時間が短かった。早くも厳しい。
オージーのフィジカルは凄まじかった。そういえばラグビーも強かったと思い出す。キューウェルとヴィドゥカは脅威で心臓に悪かった。終わってみればサッカーに明るくない僕が知らない選手が瞬く間に3点取り、敗戦。ヒディンクは4年前と比べて随分太ったなと、次のクロアチア戦は見るかどうか分からない。
阪神淡路大震災で両親を亡くしたといい、地下鉄サリン事件では恋人を、ニューヨーク9.11事件では友人を失った35歳独身無職の橘優子。出会い系サイトで知り合った建築家kと合意の上で痴漢プレイをした。それがおこなわれた場末の映画館のある鎌田を気に入り、彼女はそこに引っ越す。銭湯の上階に住み、その閉店直前にタオルを付けたまま入浴することが日課になっていた。躁鬱が激しく、孤独な毎日だが、暮らしは満ち足りていた。優子はどこか達観して、セックスに対しても開放的である。
建築家kの他に、蒲田の駅前広場で再会した大学時代の友人・本間、ネットを通じて出会いタイヤ公園を案内したヤクザ・安田と交流を持ち、穏やかな生活が続いた。そんな中、故郷の九州から従兄弟の祥一が訪ねてきて居候を強いられたが、しばらくは躁状態が続く。程なくして鬱が顔を出し、殻に閉じこもる日々があった。それを乗り越えた時、はからずも男たちはそばにいなかった。御用達の銭湯、福の湯で優子はタオルを取る。
ゆっくりと、淡々と、橘優子の日々が映し出される。周囲に流されず、ささやかな幸福を噛みしめる人は、何かしらを乗り越えていることが多い気がする。僕もそうありたい。
蒲田の福の湯は実際にあるらしい。銭湯好きとして是非とも行かなくてはならない。傷のない人間は、湯船に浸かる時、タオルを入れないのは基本中の基本だ。


