サマータイムマシン・ブルース ザ・フーの“サマー・タイム・ブルース”とタイムマシンをかけてなかなかうまいタイトルだと思い、もしかしたら“タイムマシン・ブルース”という何かもあるのか知らんと考え、検索をかけたがこれといってなし。しかし検索の結果ザ・フーのはカバーで、元はエディ・コクランであることを知れた。そしてタイマーズの日本語歌詞でループ中。

コンビにもない地方の大学のSF研究会は部員5人、うだるような暑い夏の日はクーラーの利いた部室が憩いの場となっていたが、リモコンが壊れてへこんでいた。その間、つじつまの合わないことがいくつかある。そこへタイムマシンに乗って25年後の未来からやってきた田村という男が現れた。甲本らSF研の面々に、隣の暗室を根城とする写真部の伊藤と柴田を交え、彼らはリモコンを独楽回しとして未来と過去を行き来する。はじめの不可解だった事柄は一つ一つ解き明かされた。小ネタを挟みつつ、タイムマシンという大それた題材を無駄に扱い、くだらないがしかし練られた脚本だった。

スピンオフを除く「踊る大捜査線」のドラマは全て見て、スピンオフを除く「踊る大捜査線」の映画は2つ劇場で見た。その他にも本広克行の作品はいくつか鑑賞して、そのノリは好きなのかも知らん。両方のメディアで活躍する彼が劇団ヨーロッパ企画の芝居を映画化した。劇中の映画館主人は踊るシリーズでも見たことがあり、思えば舞台出身の役者は以前から出演者が多かったように思う。「ゆれる」にて重要な役を担った真木よう子には気づかなかった。

どうもリズムが悪い。歯車がかみ合っていないようなここ最近。そうすると悪循環で負のオーラを撒き散らしている自分がいる自分に腹が立つ。タバコが増える。クーラーがにおう。ゴミがたまる。

ラミレスとの相性が最悪とはいえ、川上の夏バテは懸念材料である。しかし毎度阪神はお付き合いをしてくれてマジックは着々と減る。Xデーは希望的観測も含め8月の22日から24日と読み、そのどれかを今年最後の野球観戦にしようと思う。

負け試合でも楽しめたのは中里の登板。経験値がたまってレベルアップ、連投を覚えた。スピードガン表示はそう驚くほどでもないが、バットに当たっても前に飛ばない。高めの直球にバッターは手を出して三振する。加速しているようにも見える。

ミッキーマウス 夜道にネズミが死んでいた。何ものかに目玉を食われていて最初はモグラかと思った。耳の辺りも陥没して、敗れた末なのだろう。無闇に忌み嫌ってはいけないという感情に駆られて、歩道と車道を分ける白線近くで横たわっていた死骸を近場の土に埋める。撮影はインモラルだろうか。掲載はグロテスクだろうか。今日のできこどで最も印象的だったのは事実。

原美術館 ヨロヨロン 束芋@原美術館

平日だというのに混んでいた。気鋭の女性アーティスト束芋の人気を知る。物事を多角的に見られるような、見えている景色が常人と違うような、3面からなる立体アニメーションは彼女が創造した世界を覗き見るように展示されている。彼女の表現方法は多岐に渡り、近年は手に感化されていると見受けられ、そのイラストは不気味かつ繊細だった。

物持ちは良いほうで、10年以上着ている服もざらにあるのだが、靴下と下着は消耗品として扱っている。たちまちだめになる。サイクルが早い。穴が空いて地肌が見える靴下と、ゴムが緩くずり落ちてくるトランクスを捨てて、残ったものは全てユニーク・クロッシング製になった。最近はここでしか買っていない。なんとなくそれではいけないような、しかしどうでもいいといえばどうでもよく、これからもおしなべて。

鋭く曲がるスライダーときっちりコーナーに投げ分けるストレート。しかしコントラストは明確で柔と剛に例えたくなる。早稲田実業の斎藤は感情を表に出さずクールに、細身ながらスタミナ抜群で都大会からほぼ全てを一人で投げぬいた。駒大苫小牧の田中は感情むき出しでホットに、恵まれた体躯から魂をボールにこめた。本塁打数は大会記録になるほど打撃戦が多かった今年の夏の甲子園は、最後に素晴らしい投手戦を見せた。

互いに譲らず引き分け再試合。こうなると明日はワンサイドゲームになる確率が高いのではないだろうか。そうなったとしてもこの延長15回の死闘は色あせることもなく、両エースの物語は今後も続くことになると思われる。

予想 はまたも惨敗。

竜心会奥 相手の立場になって考える。まず中日の先発がひどく不調であることを願う。そして自軍の先発が稀に見る好調であることを願う。立ち上がりを攻めて2点か3点を奪い、それを失投なしで守りきるしかないのでは。対巨人の負け方を忘れた。

東京ドーム観戦ははからずもウッズと立浪の誕生日で、山本昌はこのまま完封するのではと期待したが、最後に代打で送られたのはバースデー・アット・バットのその立浪、熱い声援を送られてそれもまた良しか。

ビックリマンチョコの阿部慎之助シールだけがまだ出ていない と嘆いていたら、友人が引き当てたといい、一緒に野球を楽しみがてらそのシールをもらった。中日応援団に囲まれてそのシールを見られる雰囲気ではなく、家に帰ってからの楽しみにする。周りは揃って中日ユニフォームを着て、僕も欲しくなった。狙うは背番号5WATANABE。

増税に伴いタバコを4カートン買い置きしてあったが、それも尽きた。300円がデッドラインとして、マルボロライトからセブンスターライトにシフトチェンジする。ブラックデビル はたまに買うとして。

先日の話。タバコを買うためのセブンイレブン は久しぶりだった。快活ミセスと会うのも何ヶ月ぶりだろう。彼女が棚卸しをしている最中、「お願いします」と言うやカウンターの奥に入り、レジスターを挟んで僕と対面する。笑顔を合わせた後に陳列されたタバコに目をやって、すると彼女はマルボロライトのソフトケースを手にしたではないか。「値上がりしたんでセブンスターライトに替えたんですよ」僕ははにかみ、加えて「覚えていてくれてありがとうございます」と。

今日の話。レジに並び、番が回ってきて、僕が手ぶらであることを確認すると、彼女はセブンスターライトに手をやりながら、眉を上げ、目を少し開いて、うかがうような表情を浮かべた。「当たりです」と。

紙屋悦子の青春 キャストには8人の名前があって、それでも少ないのだが、主な登場人物は5人だけだった。紙屋悦子、兄の安忠、安忠の妻で悦子の友人でもあるふさ、安忠の後輩の明石、そして明石の友人で後に悦子の旦那になる永与。現在と、昭和20年3月からの約2週間の回想で映画は成り立っている。舞台も紙屋家のセットのシーンがほとんどで、そのミニマルの中、彼ら5人の会話で戦時中の悲喜が綴られた。

悦子は明石に気があった。明石もまた悦子に惹かれていたが、飛行士でいつ突撃するか分からない。同じ航空隊に属すも永与は整備士だった。悦子に一度会っただけで惚れた永与に明石は席を設ける。自らの行く末を知って悦子を任せようとし、永与もまた二人の気持ちを知りつつ悦子を守ろうと決める。“俺と貴様”の間柄である明石と永与は固い絆で結ばれていた。安忠と悦子の兄妹愛、安忠とふさの夫婦愛、悦子とふさの友情。それぞれがそれぞれを思い、察する。慎ましく美しい関係が築き上げられていた。

主役の原田知世の美しいこと。回想シーンでは20代半ばの役どころだと思うが、実際の彼女40前にして全く違和感がない。いや全くというのは誇張だが、頷かされるだけの透明感だった。何しろ僕は、好きな芸能人はと問われれば、20歳頃から彼女の名前を挙げているのであった。