工事現場の前を歩いていると、中から作業服の男性が出てきた。開閉式のメガネのレンズを上げて、くわえタバコで、耳にはボールペンを挟んでいる。両の目、口、耳と横顔から4本の突起物。思わず彼を二度見した。

もしベニヤ板か何かに彼を突き刺してそれを持ち上げたら、4点で支えることになるゆえ彼もまた浮くのではないだろうか。二度見のその二度目は凝視だった。こちらに気づかず、目が合わなくて助かった。
小学生ダンサーとの最初で最後の合同練習。子供たちは発育が良く、大人びて、どこか遠慮がちだった。考えてみたら親と同じ年代で、人相も悪ければそれも無理はない。スタジオの音響の問題で、練習は満足のいく結果が得られなかった。発表会は23組も出場するそうで、そのトリの前を務める。以降、本番まで顔を合わせないというのは大きな不安材料である。
ナゴム世代より遅れをとっているのは若干程度だが、当時はカウンターカルチャーに無縁だったので傾倒していなかった。たまに関しても初期の「らんちう」とこの「さよなら人類」、アニメーションから入った「そんなぼくがすき」「電車かもしれない」ぐらいしか知らない。今になっていろいろ漁り、再見再聞してその才能を再確認した。ライブによるアレンジは常におこなっているようだが、この応用力、機転が理想に近い。ユーモアとはこのことをいうのだと。
ニコニコ動画で「松本人志の放送室」を見るのが日課になっている。正確には“聞く”だが。2001年10月4日から放送が始まって現在は第334回。日に1回分を見ている僕はまだ第12回。およそ1年で追いつくことになる。なかなか有意義な趣味だと自負する。動画をあげているmknjvgcfdさんには感謝しなくてはならない。

他人に全くの素の状態を見せるということは、おそらく誰しもしないと思うが、割と近い姿をさらけ出し、しかもそれが類まれな才能の持ち主とあればまことに興味深い。死生観、道徳観、何に怒り、何に重きを置くか。刺激とシンパシーは自分の大きなテーマでもある。
花粉症のこの季節、起床時より何より、入浴後に最も目がかゆくなる。バスタオルで体を拭く前にまず目をこする。理由が分からない。シャワーアタックとでも名づけようか。おそらくまだ解明されていないはず。

水の、どんな働きがかゆみを助長するのだろう。花粉が水を含むことにより活性化されるとか。僕の症状は軽いが、今後花粉症が酷くなるにつれそのシャワーアタックもきつくなるとすると、風呂好きの性分が変わってくるかも知らん。
主力級の左打ちが手薄なだけに森野の骨折は痛い。開幕に間に合うかどうか微妙なところだが、仮に開幕スタメンに名を連ねたとしてもぶっつけ本番では不安が残る。

それでも奏功の面もあり、外野陣の争いが熾烈になってきたようで、井上・藤井・堂上剛・平田辺りがしのぎを削っている。若手とベテランが入り混じって切磋琢磨するのは活性化にもつながる。とりわけ平田が高いパフォーマンスを見せている。中田翔効果が中日にも飛び火しているのだろうか。いつまでも肩で風を切れるように。
横浜までオールのイベント。強風に浜風で寒かったが、箱に入れば熱気で即座にTシャツ1枚になる。濱JAMはGOMA、ROVO、DACHAMBOというラインナップで気持ち良かった。連れが前へ前へと行きたがるので必然的に酸素が足りないほうにて踊ることになる。長丁場での体力消耗がこたえた。イベント後の朝焼けが清々しかったが、惜しむらくは厚着をしてこなかったこと。虚弱体質になりつつある。