電車に乗って遠出しようとしている。改札を抜けると税関のようなところがあって足止めを食らった。パスポートを見せろという。そんなもの持ち歩いていないと思いきや、なぜか持っていた。加えて、切符の他にまだ通行料を払わなければならず、それは1000円だったのだが、札を1枚渡しても通してくれない。色をつけろというのだ。1割増しで100円を付けたが足りない然とする駅員。これ以上は出せないので口論になり、そこで起きた。

バリの空港でもめたことがあって、それを思い出した。
怪我人続出の中日の中で、投手では小笠原、吉見、岩瀬辺りが開幕からコンスタントに結果を残している。昨年に一皮剥けた小笠原は今年も継続させて、小気味良いピッチングは見ていて楽しい。新人王の資格を持つ吉見は先発から中継ぎまでこなし、その殊勝で健気な姿がいとおしい。長年の勤続疲労でパフォーマンスが落ちたとしても岩瀬は、存在だけで神々しい。この3人でリレーを繋ぐのであれば、どこかで打たれたとしても文句はない。抑えて勝つのならなお酒がうまい。
1st 低×中中低×高×
2nd 高××高高×中中

1stのリズムはジョレとククとの間のようで、手数が多くて忙しい。しかしドゥンドゥン、サンバン、ケンケニのリズムも含め、全て表で拍を取り、易しかった。完全な縦ノリ。最近はジャンベよりもドゥンドゥン系に傾倒しつつある。撥でベースを作ることが、ジャンベ上達にも繋がる気がする。
サイレントKこと石井裕也がトレードされた。相手は横浜の外野手、小池ということで、残念ではあるが双方の弱点を補う形で良いトレードになりそうだ。外野を守る森野と2番を打つ井端を欠く今、即戦力として期待がかかる。ここ数年は出場機会に恵まれていないが、まだ老け込む年ではない小池。守れ、小技がきき、長打も秘めるだけに大きく化ける可能性もある。

片や横浜は投手が壊滅状態で、左の石井には活躍の場が見込める。1軍の試合に出場して何ぼの世界、彼にとってもベターだろう。

毎朝、歩いている時にすれ違う女性がいた。彼女のほうは自転車で、年齢は20代半ばだろうか。タバコをくわえていることが多い。色を落とした髪は短く、大体において不機嫌そうな顔をしている。実際に機嫌が悪いわけではなく、おそらく素の表情がそれなのだろう。

ここしばらく会わなかったが、久しぶりに顔を見ることができた。普段より少し早めに家を出たおかげだった。彼女のほうが時間を早めたようだ。数週間ぶりに見た仏頂面が僕を喜ばせる。

随分と前からT字型カミソリの刃の切れ味が悪くなって、替え置きも切らしているが故に痛い思いをしていた。この類はその時に買わなければと気づいても、記憶は30分と持たない。今回、剃った時間がまだドラッグストアの開いている頃合いだったので、即座に出かけた。

男性の化粧品売り場の隣に女性のそれがあり、小学生低学年だろうか、幼い女の子がそこでしゃがみこんでいる。サンプル用の口紅を、一丁前の顔して唇に塗っていてその様がかわいらしかった。思わず顔がほころんだが、視線に気づいた彼女は僕のほうを見て、恥ずかしくなったようで走って店を出た。悪いことをした。
眠りが浅くて困る。昔からそうならば慣れるというものだが、ここ最近になってその傾向が出てきた。休日でも平日と同じ頃に目が覚めることは聞く話であっても、僕にはさほど当てはまらなかったのに、30を過ぎてから一般化する。

しかし逆に寝入りは良くなった。霊の出現率が週2ペースに減っているのだ。彼は慈悲深い一面を持つことを僕は知っている。首痛で寝苦しかった時、彼は自重したことがあった。おそらく今回も、起きなくていい時間に目覚める僕に気を使ったのだろう。