老人ホームのロビーに置いてあるテレビに車椅子が群がる。大相撲を見ていた。僕は見なくなって久しい。伝統芸能にもう少し明るくなろうと思う。

風邪を引いてからブンレツグランマの元気がない。テレビを見ることもなく、部屋で寝たきりになっている。生きる気力がなくなっているようだ。悲観的で卑屈になられて困る。そういう自分は気力があるのか問われれば、頷く自信もないのではあるが。
お香を焚いて部屋臭 をごまかしたのはいいが、煙たさが倍増した。本格的に寒くなって喚起がしづらい。灰がなかなか落ちないのが面白く、タバコを添えてシャッターを押した。それを目にしたときの興奮はすぐに冷め、写真にしてしまうと別に面白くも何ともない。

なぜ、そこまでして、タバコを燻らしたいのか。それはそこにタバコがあるからである。外に出れば日に日に喫煙スペースが狭くなっているよう。肩身までも狭くならないために肩で風を切って歩く。
イチロー、日本球界復帰なら中日か。

何年先か分からない話ではあるが、そんなことでもファンは喜んでしまうものである。もし実現したとしても、技術的な戦力はさほど望めない年齢になっている可能性が高い。そうだとしても、姿勢やメンタル面など入団したらイチローが与える影響は大きい。成績を継続させることの難しさ。リアルタイムで彼を見ることができたのは運が良かった。
イギリスにはインド系の移民が多く住んでいる。虐げられた歴史があるが、音楽的にはいろいろな要素を持ち込んだ。インスパイアされたミュージシャンも多数いる。そういった土壌の中で培われ、形成されたAsian Dub Foundation。メッセージ性が強く、ライブパフォーマンスも熱い。「Naxalite」のイントロは常にしびれる。新作と来日が控えているらしい。



アーティスト: Asian Dub Foundation
タイトル: Rafi`s Revenge
高校を卒業した仲の良い女の子二人が、世の風潮に不満を抱きつつ不安定に生きる姿が綴られる。ソーラ・バーチが演じるイーニドと、スカーレット・ヨハンソンが演じるその友人レベッカ。二人の気だるいやりとりは現代のニーズにフィットしている。原作のコミックといい、サブカルチャーの香りが漂う。生活のために就職をしたレベッカと、勤めてもニヒリズムが枷となって続かないイーニド。次第に温度差が表れる二人に焦燥感がにじむ。互いが互いによりどころを求めていながら、多感ゆえに些細な事柄が大きな亀裂になる。他によりどころを探しても、結局は自分の想像と違ったり気持ちが裏切られたり。それはよくあることである。迎合はしなくても何かにすがる気持ちが痛々しい。

Red Hot Chili Peppers「By The Way」のPVで出てくるサイコなタクシー・ドライバーが、本作でコンビニの客そのままのキャラクターという元ネタであることを知る。強烈なインパクトは確かに映画の脇役だけではもったいない。
冴えない男クオイルは若く美しいペタルと恋に落ち娘が生まれた。奔放に遊びまわるペタルは若い男と家を出るが、事故で死んでしまう。失意のクオイルは叔母のアグニスに導かれ、娘と3人で祖先の地ニューファンドランド島で暮らすことにする。港町であるその地は極寒の厳しさがあるものの、原風景が美しい。時に暴力的な海や、波により削られたそびえ立つ崖が映し出される。そこで新聞社に勤めることになり様々な人間と出会うことで生を取り戻していく。狭い町であるがゆえに過去が蒸し返される。人づてに形成されるアイデンティティー。

ラッセ・ハルストレムの監督作品は、寓話の多い北欧出身が関係しているのかファンタジーが盛り込まれることが多い。後味のよさが特徴で安心して見られる。「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」や「やかまし村」シリーズは視点が幼く、純粋にすがすがしい。結びの部分が一貫してハッピーなのはハルストレムの人柄がにじみ出ているからなのだろうか。ジュディ・デンチ、ピート・ポルスウェイト、リス・エヴァンスなどイギリス系の俳優が目立つ。舞台出身者の演技が安定感抜群だった。
ジムが目の保養になって仕方ない。胸元の開いたタンクトップと太ももを露にしたパンツにどうしても目がいってしまう。人は見られることによって肉が引き締まるそうで、その点でも彼女たちの役に立っている、あるいは見られたいがための露出として、それに応えるかたちで視線を送る。そして敢えて視線を外さない。目玉を細かに動かすほうがいやらしい。

更衣室も淫らだ。皆、体を鍛えたり引き締めたりという目的があり、どうしても他人の裸体が気になる。「思ったより筋肉質だな」「顔の割に肌がきれいだぞ」「でかい」と、つい思ってしまう。僕だけではないようで、それぞれがそれぞれを見ている。しかし同性愛者の疑いがかかるので、決してそういった人々を卑下してるつもりはないのだが、視線が合うと顔を伏せる。そそくさと退散する。
ここのところ、編集中にログアウトになってしまう。さほど時間をかけていなくても勝手に落ちるのが非常に腹立たしい。他へ移ろうか考えてみた。画像フォルダが20MBというのも少ない気がしていた。4ヶ月弱使用して1MB。換算すると7年くらいもつ。足りないのは気のせいだった。ともかく適当にアメブロを選択したので、いろいろなサーバを研究する良い機会だ。と、すっかりブログ生活が染み付いていることに今しがた気づいた。
僕が生まれたときにソウウツシニアはタバコを止めた。僕が禁煙したときにブンレツグランマもタバコを止めた。近親者でスモーカーは僕とソウウツカズンだけになった。

ブンレツさんとソウウツシニアとの間を往来する二重生活から、ほぼブンレツさんのところを拠点にする生活にシフトしてきた。荷物は最低限のものだけで、必要に迫られたら時に持ってくる。

このところ部屋の匂いが酷い。ヤニ臭さだけではない。何か別の何かが、何故だか混じって何故か妙に不快である。それを解消すべくお香でも焚こうとしたのだが、それ全般のものがソウウツシニアの下にある。お香だけのために訪れるのもばからしく、雑貨屋に赴いた。その店のお香コーナーはあらゆる種類のものがあり、匂いが交ざっていることも手伝って判別できない。決めかねて断念する。
フィクションとドキュメンタリーの境界線はない。もうボーダレスを唱えることすら時代錯誤だ。マイケル・ムーアや本作の監督であるモーガン・スパーロックは、勧善懲悪が類似点だ。

ファストフード大国アメリカでは、成人の60パーセントが過体重か肥満である。そんなアメリカのファストフードのシェア43パーセントを占めるマクドナルドで、1日3食一ヶ月間を摂るとどうなるのか。スパーロック自らが被験者となる。ジャージに背広をあわせる着こなしを披露するどもりの激しい担当医や、ベジタリアンでスパーロックとの性生活を暴露する恋人など、多くの人間が彼を支えた。栄養士、教授、雑誌の編集者など、多分野のエキスパートがリアリティーを具現する。頭の回転が際立った。

ファストフードやカロリーについて、太った人間をセレクトしてインタビューする。映画の視覚的要素を最大限に利用している。アニメーションとデータも駆使して、提示が分かりやすい。観賞後、2年ぶりくらいにマクドナルドへ寄った。