「元気でやっているか」とソウウツカズンから電話があった。僕にとって頼りになる兄貴分なのだが、自身以上に血が多くて気を使う。話によると、この前は一つの電車で2回ケンカをしたそうである。
英語が堪能な彼は、車内で酔って何がしか文句をわめいてる外国人に腹を立てた。取っ組み合いになったが、他の乗客が割って入って事なきを得る。最寄駅に着いて降りると別の男が話しかけてきた。外人にケンカを売ったことがすごいと言ってきたが、しつこい上に喋り方がむかついて、次はその男とバトルとなる。
そんな彼は学生時代、教習所で運転中に教官と口論になり、信号で止まっている間に運転席から降りて徒歩で家路に着き、未だに無免許だ。「実家に顔を出そうと思うんだけど、俺も運転するから一緒に車で行こうぜ」と言われても困る。
4月10日
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ジャンル:437位
山本昌の好投で連敗を3でストップ。昨年からの継続で4連敗はしない。今シーズン初めて落ち着いて観戦できる試合だった。2軍での調整登板で足首を痛めて出遅れていた山本昌が早期合流したのは大きい。実に頼りになる。10年後もローテーションを守ってくれそうな錯覚に陥る。ここ16年で規定投球回数に達しなかった年はわずか2度だけ。年棒をとっても隔年の工藤に比べてかなりお買い得。
打っては18安打10得点の猛攻を見せる。荒木が初回の初球打ちで予兆、そして見事期待通りの真骨頂固め打ち。その分かりやすさが荒木らしい。やっと井端とのコンビが機能した。残るフラグは立浪の得点圏マニアぐらい。井上、大友、英智、森野と猫の目だった7番左翼の座は、これでしばらく森野に落ち着きそうだ。引っ張ったときの打球の放物線が美しい。タイムリーが出だして打線が繋がってきた。
仲良く具合が悪くなり、お互い少し休みましょう、夢想的な気色悪さは、それもこれもウィルスのせい。
4月6日
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ジャンル:375位
- Flying RhythmsのリミックスアルバムはGOMA、MOODMAN、ヤマタカアイ、HIFANA、YONKEEと錚々たる陣容。ドラムとパーカッションのシンプルな音をダブ・ミックス、それをさらに各々が持ち味を活かしたミックスをする。パーカッションのラティール・シーはジュンベ教室を開催中らしいので参加したくなった。民族楽器はただちに琴線に触れる。ジャケットがオリジナルと大差がないのは狙いなのかどうなのか。一瞬区別がつかなかった。というよりも何がモチーフなのだろう。
- アーティスト: Flying Rhythms
- タイトル: Rhythm Connection
4月5日
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鑑賞前に下調べをすることが多い。あらかたどんな映画なのかを想像できる状態で見ている。情報が飽和、錯綜気味の昨今では全くのニュートラルで劇場へ行くのは不可能に近い。知人の薦めで本作に挑んだが、比較的に事前情報は少なかった。違った見方ができてこれもまた楽しい。
大企業ヴォルフ・グループに勤めるディアーヌは、東京アニメ社の買収を進めるプロジェクトチームの一員として辣腕を振るっていた。チームのリーダーであるカレンを陥れ、実権強奪に成功する。また彼女はヴォルフ・グループのウェブサイトの独占権を争うマンガトロニクス社とデーモンラヴァー社の案件にも携わっていた。実はマンガトロニクス社の産業スパイであるディアーヌは罠を張り巡らせる。しかしデーモンラヴァー社のスパイにおとしめられていく。嘘や裏切りが入り乱れる心理戦をサスペンスフルに表現する。
オフィスで一人ポルノサイトを見るディアーヌ。情報の受け手として、キャリアウーマンとして傍観者の立場だったはずが、ラストではサイトに出演者として供給する側に立つ。ヴァーチャルとリアル、虚と実が混在し、それこそがリアリティであると監督オリヴィエ・アサイヤスは言っているかのようだった。
音楽はソニック・ユース。乾いたギターとの相性が良かった。キメキメではないのに決まってしまうキム・ゴードンたちのスタイリッシュさ。
センバツ高校野球、予想はかすりもせず愛工大名電の優勝。レフトドラキチなので愛知県勢は応援していなくても、将来の中日を考えると将来を担う確率を考慮して毎年気になる存在ではある。3,4年前の愛工大名電は、難波や堂上兄を擁して強打で名を馳せていたが、甲子園ではからっきしだった。東海勢がことごとく勝ち進めず、レベルが低くなったのかと思った。去年辺りから犠打など小技を絡めた戦術にシフトし、それが見事にはまった結果である。
近年は新興チームの活躍が目立つ。今年の準優勝校・神村学園や、やればできるは魔法の合言葉・済美、中日ファンに苦い思い出がある遊学館と、創部間もない野球部が好成績をおさめている。実証が早いということで、この傾向は今後も 続きそう。
ベスト4・羽黒や数年前の日章学園など留学生の活躍もめざましい。他県からの越境者も含めて、彼らは応援したくなる。甲子園やプロ野球選手を夢見て、活躍の場を求めて家族と離れている。彼らに栄光あれ。
4月3日
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ジャンル:389位
オウム真理教もとい新興宗教関連の映画といえば、森達也監督によるドキュメンタリー「A」、是枝裕和監督が加害者の遺族を描いた「DISTANCE」がある。阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件があった衝撃的な1995年は、僕個人としてもターニングポイントとなった年である。あれから10年経った今、塩田明彦は事件を起こしたカルト教団信者のその後を、年端のいかない少年少女の目線で綴った。
無差別殺人事件を起こしたカルト教団ニルヴァーナ。団体の施設に収容されていた少年・光一が保護される。彼は教団の教えを守り親族にさえ心を開かなかった。祖父は彼の妹だけを引き取る。ここまでがナレーションで語られる。この前提を踏まえて、光一の母と妹探しのロードムービーが起点となる。
途中に回想のシーンが2度挟む。まず母に連れられて妹と3人で入信し、力ずくで教えを刷り込まれる場面。次に施設内とはいえ離れて暮らすため家族の絆が希薄になり葛藤しながらも、その家族を思うがゆえ徐々に順応する場面。旅の途中で出会ったDVに苛まれる少女・由希とともに苦難を乗り越えながら、教えが薄らいでいく。伊沢、吉岡といった信者たちとの再会で、それは決定的となった。唯一絶対神の崩壊に厳しい現実を突きつけられる。光一の身近な存在として教えを諭した伊沢は、大きな現実社会と小さな教団の社会との狭間で大いに揺れたに違いない。もがいた彼は光一を見守る。
紆余曲折を経て、祖父の下に辿り着いた光一と由希。祖父は身勝手な大人のアイコンだった。妹を取り戻して陽が明るく射す一本道を歩む3人だが「生きる」といっても道のりは険しい。

