やはり性欲
は自力で何とかする。物欲のために自転車を走らせた。まずは渋谷で映画の前売りチケットと服を購入する。昨年か一昨年くらいからタンクトップの需要が増えてきたようでそれを物色、ショップ店員に着こなし方を伝授してもらった。タンクトップが似合うような体になれば釣れやすくなるかも知らん。夏までに引き締めよう、というその一瞬の心がけは果たしていつまで続くことやら。
今日は少し頑張って秋葉原まで足を伸ばす。オーディオ関連を眺めるも購入には至らなかった。ビデオテープをまとめ買いする。テープの売り場面積がどこも狭くなっている。DVDの普及が背景にあるのだろうか。僕はといえばまだまだアナログ。録画予約
もままならない。
4月30日
訪問者数:145人
総合:1332位
ジャンル:231位
発情期だ。性欲がえらいことになっている。ほぼ常に悶々としている。街行く女性が性対象。薄着になっていい季節だなんて危ない。視姦も犯罪である。
溜まっているなら自力で出せばいいのだが、ぶっちゃけると自慰行為にも飽きてきた。風俗に行こうにも経済的に厳しい。映画やCD、書物、服を我慢してまで行こうとは思わない。いや思わなかった。ここにきて性欲が物欲を逆転しそうな勢いだ。
新寿湯 代田5-11-7
行楽シーズンどこ吹く風、今日も銭湯は空いている。そんな銭湯を好いている。廃業に追い込まれないために繁盛してほしい反面、いつも大きい浴槽を満喫したい気持ちもある。
訪れた銭湯の中で最も規模が小さいだろうか。浴槽は薬湯ラベンダーの紫色が映えるジェット風呂一つだけ。広い浴場も魅力があるが、こじんまりとしたそれもまた一向。今回も髭剃りを持参する。家で剃るよりも切れ味が鋭いと感じるのは確実に気のせいではある。
番頭はうたた寝をしていた。コーヒー牛乳代の小銭をそっと置いて、スポーツ新聞、タバコに火をつける。テレビはゴールデンウィークのラッシュの模様を伝えている。女湯から「まあ、見てこの人ごみ。そんな大変な思いをして馬鹿みたいね」と聞こえてきた。彼女は毎年同じことを言っているのだろう。
今日は汗ばむ陽気で、Tシャツが背中、肩、脇とリュックサック状に濡れている。そろそろ着替え持参で巡るとするか。
監督にペドロ・アルモドバル、主演にガエル・ガルシア・ベルナルとスペイン語圏の脂の乗り切った二人が満を持して組む。といったところだろうか。アルモドバルの作品にはよくゲイが出てくると思っていたら、どうやら彼も同性愛の気があるようだ。半自伝的な映画ということで、ここにきてカミングアウトした。
若い映画監督エンリケの前に現れた、幼馴染だと名乗る美青年イグナシオ。二人の禁断の愛と隠された秘密が暴かれる。寄宿学校で惹かれ合うがイグナシオを偏愛するマノロ神父によって引き裂かれた少年期、再開を果たすもイグナシオが本当に彼かどうかエンリケが疑いをかける現在、イグナシオが持ってきた脚本を撮影した映像の3部が交錯する。少年期はイグナシオ、現在はエンリケの視点で語っていた。
欲望と復讐と愛が渦巻いている。3役をこなしたガエルが、男性としても女性としても美しい。愛し、愛される人間とはかくも妖しい。美しいはスペイン語にもいえる。彼らの織り成す愛の言葉は淀みなく流れる清水のようだった。
少年時代のイグナシオとエンリケがフィルムノワールの特集上映をしている映画館に行く。黒い映画を「僕らみたいだね」と、彼らは劇場内で互いの性器をまさぐり合いながら見ていた。カメラの前を二人が通り過ぎ、その後カメラは動いて映画館のポスターをアップにする。何の作品かは分からなかったが、オマージュ的なものがあったような気がする。
4月28日は渋谷(428、シブヤ)の日で渋谷の映画館が一部を除いて一律1000円だった。代々木、新宿間のテアトルタイムズスクウェアもぎりぎり含まれている。映画前に金券ショップでチケットを購入しようとすると、店員がわざわざ教えてくれた。利益追求だけでない殊勝な彼に乾杯。
タワレコに寄るとベストアルバムが発売されていた。2枚組を2つ。やり口が汚い。未発表音源を盛り込んで、全アルバムを持っているようなコアファンまで惹きつける。聞いてみるとやはり心地よいわけで。「ナイトクルージング」「すばらしくてNICE CHOISE」と所有タイトルまで試聴する。
浮遊感と開放感。ポケットから手を出して、腕組みもしない。
アーティスト: フィッシュマンズ タイトル: 空中キャンプ
4月26日
訪問者数:187人
総合:1470位
ジャンル:254位
4月25日
訪問者数:187人
総合:1549位
ジャンル:277位
父方の家系は髪が薄い傾向にある。ソウウツシニアはオイリーで細く少ない。ソウウツカズンなど三十路を過ぎた頃には禿げ散らかしていた。僕も資質は十二分に持っている。まだ額が広めで通せるが、このスピードが怖い。
思えば若い頃は随分と髪をいじめてきた。長髪を切るのがもったいなくてドレッドにし、貫禄が出るかと髭も含めて銀髪にし、Red Hot Chili Peppersのフリーに感化されてらせん状に刈り込んだりもした。「遺伝だから仕方ねえ。今やりたいようにやってやる」と息巻いて、いざ直面して慌てふためくなど情けない。そしてやりきれない。
4月24日
訪問者数:224人
総合:1632位
ジャンル:300位
黒沢清監督、役所公司主演、しかも役どころが同じ刑事だったりで「CURE」と混ざりそうだ。記憶の混同回避は僕の課題である。
人間と自然、1本の木と森。共存共栄の意義を問う。冒頭で「世界の法則を回復せよ」とある。役所公司扮する藪池刑事が、人質と立てこもる犯人から受け取ったメッセージ。これが本作のテーマとなる。
激務で疲弊しきった藪池は、立てこもり事件で犯人と人質の代議士を生かせず、責任を取らされて強制的に休職させられる。ふらりと東京を離れた彼はある森に迷い込んだ。幻想的な木が1本だけぽつんと生えている。その木の周りだけ枯れ果てていた。
木をカリスマと名づけてその長寿を守る、精神を病んだ青年・桐山。カリスマの毒素によって枯れゆく森林を保護するため、またカリスマで大金をせしめるため伐採を企てる植林作業員・中曾根。森林の再生には全ての破壊しかないとする大学教授・神保美津子。三者三様の行動を藪池が見つめる。藪池は桐山のところに身を置き、彼の手伝いをする。カリスマと藪池が接触するシーンは、太陽による逆光がまぶしく、照明の光の当て具合が危うい。
中曾根はプラントハンターの猫島を呼び寄せてカリスマの伐採を謀る。桐山は奪回するが美津子の妹の千鶴に襲われ、カリスマは焼かれる。落胆する桐山だったが、藪池は新たなカリスマを見た。そのカリスマの存在は、この人間模様の生態系を壊す。「生きる力と殺すカは同じものだ。1本の特別な木と森全体、両方が生きようとしているのだから両方が生きればいい」。矛盾が複雑に生じて、正解のない世界を生き抜かなければならない。
- 本を読まなくなった。活字離れが激しい。その理由に、行末から行頭へうまく移行できないことが挙げられる。同じ行を繰り返したり、一行飛ばしたりしてしまう。まあそれは言い訳であって、結局は面倒くさいのである。映画や音楽、コミック。それらはある程度思考を止めても垂れ流してインプットができるが、こと文章だけになるとそうもいかない。想像力と読解力を駆使するのは疲れる。要するに面倒なのである。
そんな自分を叱咤するべく、これを手に取った。詩人・荒川洋治編集で、森鴎外に始まり町田康で終わる。ハズレがない。短編集なのでサクッと読める。語彙の少なさ、文章の稚拙さも解消。と青写真を描く。一つずつ書評でもするとして退路を断つ。
- 著者: 荒川 洋治
- タイトル: 名短篇―新潮創刊一〇〇周年記念
通巻一二〇〇号記念
4月22日
訪問者数:118人
総合:1835位
ジャンル:357位
さらにホームで盗難に遭う。金色のアームバンドを盗まれたことが拍車をかけていた。グランマは犯人の目星をつけていて、それは隣の部屋の老女だそうである。きらびやかなものには揃って目がなく、見栄えが最優先事項だ。どうも高価なものだと勘違いをしていて、百円ショップで新品を買い与えた。どこで買ったか は言わない。
4月21日
訪問者数:129人
総合:1890位
ジャンル:370位
