千葉ロッテの良いところしか出てこない。マリサポにはさぞかし痛快な2試合だっただろう。起用した投手は清水と渡辺俊介だけ。リリーバーは温存した。渡辺は的球を絞らせずに無四球完封、持ち味を存分に生かした。
堀と小坂を怪我で欠いてどうなることかと思ったら、シーズンでさほど活躍していなかった渡辺正人と塀内がそれをカバーする。ハワイアン・ベニー、コリアン・李、アメリカン・フランコの3色助っ人も見事に機能した。背番号7番西岡と8番今江は、5番堀・6番初芝の後釜として長きに渡ってロッテを支える雰囲気を持つ。細身で茶髪の西岡は女子に人気がありそうで、肩幅が広い愛称ゴリの今江は男子から支持を受けるような。捕手は里崎と橋本が揃って攻守に冴えた。5年連続3割の福浦がいて、シーズン途中から4番に座ったサブローがいて、大塚と諸積もいる。バレンタイン采配による日替わり打線が面白いようにはまる。
甲子園に戻って阪神は、中日が嫌というほど辛酸を舐めさせられた下柳を投入するだろう。抑える場面しか見ていないベテラン左腕を千葉ロッテがどう攻略するか。しかし抑えられたところで、まだ余裕はあるわけで。ロッテの先発予想も小林宏之、セラフィニ、清水と隙がない。
Matt CostaSongs We Sing
レイトショーを見る前に酒を飲んでいて、気づけば公開時間になって、結局劇場には行かずに飲み続けた。映画に行く前に飲む約束をしてしまったら、その後の個人的な劇場鑑賞が面倒になることなど分かりきっている。コロナを注文するとコンドームがついてきた。食事の席に避妊具。膨らませておく。さんざんまさぐって指はローションまみれになり、その手でポテトチップスをつまむ。
店内のBGMはUnderworldからWhite Stripesを繋いだ。定例イベント化をもくろむ「うねりnight
」が近づいている。企画力もなければ集客力もない僕は回すだけ。しかしもろもろ決まっていない。本腰を入れるのはいつも遅い。釘を刺された。
選択のミス、言えなかった言葉、知らなかった真実。悔いを浄化を描く。立教ズの塩田明彦は「黄泉がえり」に続いて本作と、こういう路線を歩むのだろうか。一人だけ天秤がコマーシャリズムに大きく傾いているように思える。
比呂志は出張で北九州に降り立つ。同じ飛行機には若いヤクザ・輝良、影の薄い臼井、盲目の老婦人・角田が同乗していた。しかしそこは1986年にタイムスリップしていた。4人は大なり小なりの心残りがこの地にある。1年間だけここで旅館を営む祖母に預けられ比呂志にとって、それは好きだった近所の年上の女性・和美を難病で亡くしたことだった。比呂志たちには触覚があっても痛覚がない。タイムスリップの原因は飛行機事故で、比呂氏は既に死人であることを自覚する。死にゆく和美を救うために、比呂志はその時代にいる幼少の自分を導き、自らも歴史を変えるために駆け回る。
4人とも20年前の北九州にターニングポイントがあるという偶然。悔い改めると彼らは消える。彼らと接した人間が、消えた時のリアクションは映されない。重要なのはタイムスリッパーたちの死への道程だった。時空を歪めて生死の境目も曖昧になると、描写設定が難しい。クライマックスのシーンは20年前と現在が渾然一体となって、登場人物の理想郷が描かれる。ジェームズ・キャメロン版「タイタニック」を思い出した。
思い出したといえば、比呂志が決意を胸に港を歩く場面は「あいのり」を彷彿させた。和美への気持ちを確かめてボイスオーバーをバックに、チケットを受け取りにラブワゴンへ向かう。集中力を高めなければ。
振り返りたくはないが、日本シリーズが始まる前にペナントレースを少し総括。予想
はまた外した。ブログを始めてからは当てた例がない。カッコ内は開幕前に予想した順位。
パシフィック プレーオフは含まない。
1ソフトバンク(1)
2ロッテ(5)
3西武(2)
4オリックス(4)
5日本ハム(5)
6楽天(6)
とにかくロッテが盛り上げた。プレーオフ制覇は素直に嬉しかった。5位に予想したが、今江と西岡の活躍如何と記して、あながち外したとも言い難いと思う。西武が弱かった。昨年の日本一が嘘のようだ。主力が抜ける可能性もあり、来期も危ない。ソフトバンクは悲運。
セントラル
1阪神(5)
2中日(1)
3横浜(3)
4ヤクルト(4)
5巨人( 2)
6広島(6)
中日が連覇をしていればまずまずの予想だった。やはり難しい。阪神に関しても鳥谷にかかるとの評を書いて、彼が2番に定着できたことが働いたように思える。来期はヤクルトが古田のプレーイングマネージャー、広島が外国人監督を迎えて、1位から6位まで混沌とする気配がある。
帰国してまず携帯電話の電源を入れた。4日分の新着メールの問い合わせをする。驚くべきことに0件だった。いくら知人が少ないとはいえ、それはないだろう。何かの間違いだと思い、思いたく、もう一度メールのチェックをする。「新着Eメールはありません」。つい吹き出してしまう。
土産とは全く面倒である。貴重な旅の時間を割いて、他人の買い物をすることはだるい。「どんなに離れていても、あなたのことを忘れてはいない」との意思表示になるので、しかし怠ってはい けないものだ。と、僕は旅立つ前よりも荷物を5割増にして帰ってきてこの仕打ち。
こう見えて(どう見えて)デリケートな体質だ。枕が変わると寝つけなかったり眠りが浅かったりする。気持ちでは馴染んでいるつもりでも、体は環境に慣れるまでに時間がかかる。旅の最終日になって、やっと便意をもよおした。4日ぶり、一度開いた門からは、怒涛のごとく攻め入った。溜まりに溜まったものは大きく、さらに辛い食事が多いために熱く、血や唐辛子で真っ赤なそれを体内からひねり出している感触があった。流れない。
インドネシアのトイレには便器の隣に水槽があり、そこから桶で汲み取って水を流す。小さな桶ではらちがあかない。幾度となく流しても、それはひょっこりと顔を出す。辺りを見回して、バケツを発見することができ、他人に晒す危険を回避した。
先の新郎はといえば、回避できなかった。僕がバリ島に訪れた初日、彼が部屋に来てしばらく話した後、帰り際に用を足し「頑張ったけど」と言い残して去っていった。17年付き合って、初めて彼の後始末をする。
僕がどれだけ良い人かといえば、友人
の結婚式のために飛行機で7時間の地まで足取り軽やかに出向くほどで、初の海外ウェディングを堪能した。少ない友人を大切にする。マイターンでの見返りも期待する。
バリスタイルのそれはフランクに進行する。一人で参加したが、親族の方々や彼らの友人たちとも打ち解けて酒が進み、話も弾んだ。ノンシャランと生きてきた彼である。まさか僕よりも先に結婚するとは思わなかったが、美人でしっかりした花嫁さん
が支えてくれそうだ。彼女の友人たちもまた、民族衣装を身に纏ってきれいだった。とは言いながらも、最も似合っていたのはこの僕かなと、臆することなく、手前味噌ながら。

