治りかけた風邪がぶり返す。悪寒というものにこれだけ直面したのも初めてだ。これは確実に体調が悪くなると感じた昨夜、慌てて寝たが時すでに遅し。朝から頭がボーっとする。体が弱くなったものだ。
鎌倉の友人宅に泊まらせてもらい、朝から彼の娘と息子が通う保育園でライブ。ぶっつけ本番で適当なパフォーマンスだったが盛り上がった。無邪気な子供たちがはしゃぐ姿に力をもらう。

夜はその彼に連れられてパーカッショニスト山北健一のライブへ。ジャンベやコンガ、ビリンバウなどを駆使し、荘厳なパフォーマンスだった。
昼から夜までライブの練習。メンバーに教師がいて、彼が勤めている学校は施設が充実しており、そこの講堂のようなところを借りた。ジャンベを叩くには素晴らしい環境だった。

代々木公園で楽器の使用が禁止になった今、ここは重宝する。また借りて定期的にここでセッションしたい。
高熱により苦しむ。風邪の傾向として僕の場合、まず鼻水が出るようになり、その後に咳が出て、酷いときは発熱に至る、という流れだった。そのためいきなりの熱は意表を突かれた。

女性の友人に「自分とはセックスの相性が悪そう」といわれた。これはなかなかショックである。彼女から見ると僕は淡白で精力がなさそうとのことだった。それに近いことを公言したことは確かにある。

恋愛やセックスに関してはとりわけ柔軟であることを自負している。満足してもらおうという努力も惜しまないだけに、それを彼女に見せてやれないのは残念だ。

目が覚めて布団から起き上がると、どうもおかしい。さてはまだ夢の中だなと、それに気づいた僕はベランダに出て、柵を超え、飛ぼうとしたら落ちずに浮いているので下の階のベランダに降り立った。窓から侵入する。誰もいなかった。玄関から出て隣の家へ。ここも鍵がかかっていない。そしてまた誰もいない。繰り返しているうちに目が見えなくなった。そういえば、最初から音がしない。
来月にある友人の結婚式でのライブにあたって、仕切る立場になった。パワーバランスに手を焼く。あちらを立てればこちらが立たず。それでも門出の二人のためという大義名分で乗り切ろうとする。