倉橋采里
2022年9月9日公開
映画「百花」
監督:川村元気
花屋役 出演!
<あらすじ>
母がまた、遠くに行ってしまいそうな気がした。
あの時と、同じように――
親子とは? 愛とは? 人の記憶の正体とは?
記憶という謎に挑み、現代に新たな光を投げかける、感動作が誕生する――
レコード会社に勤務する葛西泉と、ピアノ教室を営む母・百合子。
ふたりは、過去のある「事件」をきっかけに、
互いの心の溝を埋められないまま過ごしてきた。
そんな中、突然、百合子が不可解な言葉を発するようになる。
「半分の花火が見たい・・・」
それは、母が息子を忘れていく日々の始まりだった。
認知症と診断され、次第にピアノも弾けなくなっていく百合子。
やがて、泉の妻・香織(長澤まさみ)の名前さえ分からなくなってしまう。
皮肉なことに、百合子が記憶を失うたびに、
泉は母との思い出を蘇らせていく。
そして、母子としての時間を取り戻すかのように、
泉は母を支えていこうとする。
だがある日、泉は百合子の部屋で一冊の「日記」を見つけてしまう。
そこに綴られていたのは、泉が知らなかった母の「秘密」。
あの「事件」の真相だった。
母の記憶が消えゆくなか、泉は封印された記憶に手を伸ばす。
一方、百合子は「半分の花火が見たい…」と繰り返しつぶやくようになる。
「半分の花火」とはなにか?
ふたりが「半分の花火」を目にして、その「謎」が解けたとき、
息子は母の本当の愛を知ることとなる――― 。