夏の屋外活動やレジャーにおいて、紫外線対策と害虫対策を両立するために日焼け止めと虫よけ剤を併用する場面は多くありますよね。
でも、2つのアイテムをどのような順番で塗るべきか、また汗をかいた後の塗り直しはどう処理すべきか迷ったりしますよね?
重ね塗りの基本的なメカニズムを知るには、各製品が肌の上でどのような役割を果たすかを整理する必要があるんです。
日焼け止めは肌の表面に密着してUVフィルターの層を作ることで紫外線をブロックする製品で、虫よけ剤(ミストやスプレー、ジェルなど)は、有効成分が肌表面から一定の範囲へ揮発し、蚊などの感知器官を麻痺させることで寄ってこさせない仕組みを持っています。
主要な化粧品メーカーおよび防虫剤メーカーの公表情報を照合すると、重ね塗りの順序については共通した結論が示されていて、資生堂、アース製薬、フマキラーのいずれの公式回答においても「日焼け止めを先に塗り、完全に乾いた後に虫よけ剤を塗る」という順序が共通の推奨手順となっています。
この順序が推奨される最大の理由は、役割の逆転による効果低下を防ぐためで、もし先に虫よけ剤を塗り、その上から日焼け止めを重ねてしまうと、虫よけ成分が日焼け止めの膜の下に閉じ込められてしまうので、、揮発に必要な表面層が覆われてしまい、虫よけ効果が十分に発揮されなくなるのだとか。
また、剤形や使用シーンごとの条件によっても注意すべきポイントがあって、特に「シートタイプ(拭き取り型)の虫よけ」を使用する場合、肌をシートで擦る動作によって、先に塗っておいた日焼け止めの塗膜が物理的に落ちてしまうようで、シートタイプを使う場合、肌を強く擦らず、軽く押さえるように使用するか、あるいは塗るタイプの虫よけ剤を選択するほうがいいのだそうですよ。
日中の「塗り直し」においても、この順序の原則は変わらないようで、汗や摩擦によって日焼け止めと虫よけの双方が落ちた場合、一度汗や汚れを拭き取ってから「日焼け止め→(乾いてから)虫よけ剤」の順で再度重ね直すのが基本手順となります。


