EURO2024。

Round16が出揃った時点で、

前評判も良く、仕上がっているチームと言えば

GermanyとSpainである。

 

Kroos引退がかかっており、

前線・中盤・バックスと隙が少ないドイツ。

大会随一の両ウィングと中盤を誇り、

それをRodriが後ろから支えるスペイン。

 

事実上の決勝戦とも評されるRound 8を

ぜひとも熱気のこもった環境で見たいと思い、

シドニー中心街にあるスポーツバーに潜入。

 

そもそもSydney時間2時キックオフなので

そこまで起きているのが辛かった。

まず24時間営業のマックに入り

軽食とコーヒーで無理矢理覚醒させた。

 

スポーツバーには大勢のファンが駆け付け

Vamos Españolコールや

Deutschlandコールが均衡している

素敵な空間だった。

 

私はマルガリータを頼んだ。

テキーラwithライムのカクテル。

カップの縁に粗塩を付着されているので

始めに塩味、そして酸味と甘みが拡がる

とても飲みやすいアルコール飲料である。

大谷翔平がピザと勘違いしたというエピソードもある。

25AUD以上もして懐に大打撃。


 

1st Halfと2nd Half、extraで

展開が目まぐるしく変わる、

まさに手に汗握る熱戦の目撃者となれた。

 

YamalとNico、CucurellaとCarvajal、

と両サイドを制圧できるLa Rojaは驚異的だった。

更にFabián RuizとDani Olmoが

常にドイツに脅威を与え続けた。

 

ドイツは得点されて以降

常にスペインゴールにプレッシャーを与えた。

ミュラーが投入されたときに

会場の熱気がマシマシになった。

Wirtzが値千金の同点ゴールを決めた時

会場のボルテージは最高潮に達した。

 

延長戦になるとスペインが

自分たちのペースを取り戻し

最期はOlmoが絶妙なクロスでアシストし

スペインがSemi Finalへ駒を進めることとなった。

バーの外に出てもラ・ロハの興奮は覚め止まなかった。

 

 

他の国籍の方々と

遠く離れたStuttgaltの地で行われた激戦に

一喜一憂できたのは良い経験だった。

 

カクテルの値段が痛く、

オールした後の日中が睡眠で台無しになり、

身体にも深刻なダメージを与えてしまうが、

機会があれば再びやってみたい。

(試合前の興奮が独逸×西班牙を越えれば。)

 

 

試合後の雑な感想

・Bundesligaも見直しの時期が来ているのではないか。

強豪が国産CFを育てずしてどうする。

BayernもDortmundも他国の選手ばかり。

次の大会も予選を突破できなかったらどうするのだ。

特にBayernは長らくCFをLewiに任せ、その後はKane。

世界屈指の「ドイツ国籍ではない」ストライカーである。

そんなことをしているから近年得点力不足になるのだ。

 

中盤もスペインのプレスが効いていたのか

効果的に機能していたとはいえない。

(プランB放り込みを機能させたのは流石であるが)

Kroosも引退してしまったし、

Gündoğanの後釜も含めて台頭が必須である。

 

・予選の結果を踏まえてのノックアウトステージにおけるWirtzスタメン落ちだったのかもしれないが、今年のブンデスにおける圧倒的なプレイヤーであったので心中しても良かったのではないか。

 

・Pep, Xavi Alonso, Luis Enriqueと

スペイン人指揮官が5大リーグの内3つを制している。

Kloppがリバプール監督を退任した今、

来シーズンにバルサの監督となるHansi Flick等

ドイツ人指揮官が他国でも存在感を再び示せるか。

 

・私のアンカーのイメージは今まで潰し屋であった。
2010日本の阿部勇樹、レアル時代のCasemiro、
リバプール時代のファビーニョなど。
近年KroosやRodri等のプレーメイカーが
中盤よりさらに後ろからゲームを組み立てる
という戦術を知ることができ
ニワカな私の知見が拡がった。