ワーキングホリデー

この言葉をテレビやWEB記事等で目にする機会が最近増えてきたのではないだろうか。

実際私もワーキングホリデービザを利用して渡航し、

シドニー郊外に1か月住んでいる。

 

 

オーストラリアへの渡航の理由としてよく挙げられるのが、

通貨の強さ賃金の高さである。

 

実際私が渡豪してから、ものすごい勢いで円安が加速した。

米ドルに対してだけではなく豪ドル(以下AUD)に対しても同様である。

私が渡豪を決意した2024年1月中旬時点で、1AUDあたり97円前後だったのが、

6月4日現在1AUDあたり103円をゆうに超えている。

日銀介入前の一番円安が深刻な時期にAUDに換えてしまたので、

ぺんぺん草も生えない。

 

そして最低賃金は7月1日より日給24.1AUDとなる。

今後もワーホリのために渡豪する人は増えるであろう。

 

 

なぜ私が渡豪を決めたのか。うわべの理由しか書かない。

それでも充分な動機の一つなので許してほしい。

 

昔私はシンガポールに住んでいた。

英語が公用語の国で多国籍国家であり、幼心に多様性を学ぶことができた。

日本人学校に通っていたので英語は身につかなかったが、

英語の基礎の基礎を10歳から学ぶことができ、発音の感覚も養うことができた。

 

日本に帰ってからは中学までは熱心に英語を学んだが、

高校で得意科目と言えるレベルではなくなってしまった。

ただ有難いことに高校の指導レベルがとても高く、

一般の方よりは文法を中心に英語力を身につけられたと思う。

 

中学を福岡で過ごし高校以降は約10年間ずっと東京にいた。

日本は素敵な国であることに変わりはない。

それはシドニーに住んでも変わらない偽らざる気持である。

 

それでも英語を身につければ交流の幅が広がる。

Second Languageとしても優秀で世界中に話者がいる。

英語を通すと得られる知識が何倍にも膨れ上がる。

私の止められない好奇心を満たすべく、

3年お世話になった会社には申し訳なかったが、思い切って日本を飛び出した。

 

 

オーストラリアはワーホリに力を入れており、

自国の銀行口座に5,000AUD相当のお金があること、30歳以下であることなど

下記の諸条件を満たせばビザを取得することができる。

労働力を海外出身者で補っている国と言えるが、

その代わり世界中の国と比較しても割が良い。

 

オーストラリア観光局サイト

 

 

シドニーに滞在するにあたり、国際交流や労働のための情報収集など横のつながりを求め

シドニー中心街(以下CBD)にある語学学校に入学した。

念のため先に2,3か月勉強しTOEICで受験者平均点を少し上回るくらいのレベルにしておいたが...

 

 

初日。あまりにも話せない。簡単な英語すら出てこない。

読解力と文法だけで中級(Pre-Intermediate)クラスにぶち込まれてしまい、

自己紹介すらままならず、ナーバスになり、頭も回らなかった。

 

無理もない。あくまで英語をインプットする勉強を長年してきただけであり、

簡単な英文すら出力する勉強をしてこなかったため、そのような脳の回路が貧弱なのだ。

私の二の舞にならないようにするためにオンライン英会話などを利用すれば、

英会話を日常的にできる環境を構築できるかもしれない。

 

 

2日目以降は、初日のAnxiousは少し飛んだ、大事なのはmindだったね。

「シャンシャンが日本語を理解した動画を見て感動した」と韓国の子と盛り上がったり、

メキシコの子に英語話す自信ない、と弱音をこぼしたら励まされたり。

そんな感じの学校生活である。

 

 

本当に自信がなかったが、授業で話す、滞在先で話すを繰り返していくうちに

少しずつまともになっていくものである。

 

自信の無さからSuper shyになってしまっていたが、

少しずつ通じなくてもしゃあない!というマインドになってきた。

言語によって異なる人格が形成されると聞いたことがあるが

このままでは投げやりな人格が形成されるかもしれない。

 

ともかく使って直す。これの繰り返しである。

 

 

どこまで効果があるかわからないが、

私なりの英語の勉強法が2つある。

 

①オーストラリアには2種類の大手スーパーマーケットチェーンがある。

ColesWoolworthsの2つである。

ヒトは危機に瀕した際に記憶力が増すものだ。

最初は右も左もわからずまともに生活できるのかも含めて不安であった。

生活必需品を買い物しながら、単語を覚えてしまえばいい。

 

大きな店舗を30分以上食材から日用品まで隈なく探し回り、

生命維持のために必要なものを探しながら単語を少しずつ覚えていこう。

多民族が住んでいることもあり、日本の調味料から

中韓・中南米・イタリアなどの食材までラインナップは豊富であり、

国際文化に少し触れることもできるのでオススメである。

 

 

②日本ではTOEICに向けて難しい単語をいっぱい覚えてきた。

それが無駄になったとは思わない。その単語が咄嗟に我が身を救うこともある。

だが愛すべき「出る単特急金のフレーズ」に再会を誓い、

基本の78パターンで 英会話フレーズ800に浮気した。

 

生活をする中でこの場面に適した表現を使うことができずに困ったな、

といった体験・失敗談を基に、場面に相応しいフレーズをピックアップしながら、

必要な表現から覚えてしまえばよい。

この本をマスターした暁には、出る単特急金のフレーズと復縁し、

ボキャブラリーを高めるつもりである。

 

 

ただ机の前に座って集中できる人間ならよいが、私は無理なので、

・ビーチ近くでチルしながらパラパラめくる、フレーズを呟いてみる

・街にベンチが多いので座りながら少しめくってみる

→語学学校や店で実践!

これの繰り返しである。

 

 

 

ガラになくマジメに文を書きすぎたので

私の徒然草を見てくれ。

 

◆ホームステイ

もう引っ越したので白状すると、

私はシドニーを仙台とすると、鹽竈のようなところに住んでいた。

他に良い例えが思いつかないから許してくれ。浦霞おいしいよね。

港町ではないので松島の方が良いか...でも観光地でもない。

のどかな海沿いの町である。

 

インド系の旦那さんとマレー系(華僑にみえる)の奥さんのご家庭で

他にも数多くのForeignerが寄宿していた。

 

オーストラリアのご家庭は料理が雑なことが多いそうだが、

奥さんは料理の腕があり、オーストラリアの肉とソース!といった料理から、

チャーハンのようなもの、インド系のスパイスが効いたカレーや、

シンガポールで好きになったラクサまで様々な料理をふるまってくれた。

ラクサはココナッツベースでコクがありスパイシーな最高の料理である。

 

 

アホみたいに風邪を引いてしまい他の寄宿者とギスギスしたこともあったが、

薬をいただくなどサポートをしていただいた。

 

オーストラリアでの日本のイメージについても教えてもらった。

私は喋る能力がないので向こうから振ってもらって少し私見を述べる程度だったが。

 

まずは「空き家」問題の話。何故と言われたので、Countrysideには仕事がないこと、

若者が都市部に出て行ってしまうので高齢化が進んでいることなどを辛うじて回答した。

 

そして日本ツアーの内容が適切かの相談も受けた。

東京から広島まで「和」の粋を極めたギッチギチの内容だった。

浅草や京都、姫路や厳島はなんとなく想像がつくが、

牧之原(茶)や河口湖(富士山)など、インバウンド特化な内容に思わず唸った。

 

自分も46都道府県を回った身として写真を交えながら旅行先の紹介をし、

約2週間で約40万円くらいの価格に見合った内容であると太鼓判を押した。

 

お土産として「かまわぬ」の手ぬぐいをプレゼントしたので

それを旅行中に使ってくれたら嬉しいな。

英語の説明書も用意してくれる素晴らしいお店。

 

 

オーストラリアのワイン事情や日本の酒の説明、

メキシコ出身の寄宿生の酒のお話など酒の交流含めて楽しい思い出である。

 

 

また綺麗に纏めてしまったので

今度こそ雑に書かせてくれ。

 

◆環境への心配事

・日本とシドニーの時差。

たった1時間とはいえ時差ボケなるものは確実に合って身体を蝕むメンス

 

・体調悪すぎてRobin Unhealthy

2度も風邪ひいた。

 

・雨はノルマなんかアホンダラってくらい

滞在序盤10日くらい毎日降ってて萎えた。

それでも晴れた日の紫外線は強すぎるので、サングラス必須。

 

・受動喫煙多くてだるい

東京は分煙が進んでいるがシドニーはまだまだ。

喫煙はSmoke、電子タバコはVapeである。

会社でも副流煙を吸ってきたので気にならないはずだったが、

シドニーの空気と相性が悪いのか日本より喉がデリケートになっている。

 

・金なくて無駄なもの買えないから無駄に痩せる

でも1か月でその生活に疲れて、少しだけ嗜好品を増やした。

T2という紅茶のブランドやInnisfreeのハンドクリームなど。

 

NBの広告でオオタニサン、Innisfreeの広告でウォニョン、

Canmakeの広告で小芝風花、チャミスルの広告でIUなど、

アジア人の広告を見ると落ち着く。

 

・こっちは店の看板も本の表紙も

一目見ただけで分かりやすいのが特徴的

気を引いてナンボというか。

そういえばなんで俺の持っていない漫画とらドラ!10巻が

英語版で異国にあるんですか(オコ)

 

・郊外にカーディーラー銀座があった

トヨタ日産HONDAマツダSUBARU三菱まで。

何で同じ通りでしかも近くににあんねん。

新千歳のレンタカー銀座を思い出した。

あれもある意味圧巻の光景である。

 

・ゴミ箱バリ多い。

これはマジで助かる。

東京は五輪開催前にテロ対策で街からゴミ箱が消滅してしまった。

シドニーはそこら中にゴミ箱があるのでゴミを持ち歩き続けることがない。

 

・今の東京くらいはタピ屋ある

ゴミ箱困らんからタピ先進国かもしれない

(大学生の時ほどは飲まんくなった)

 

・イッヌめちゃでけぇしリード繋いでないのに女主人についてくるの

ハートゴールドじゃねえんだからさ

サモエドもふもふ。

 

・制服ホグワーツ系から格好いいブレザーまで

日本よりバリエーションあって素敵

 

・CCTVって何、中国中央電視台?

と思ったら防犯カメラのことでした

 

・米国英語に慣れ親しんでいる日本人は豪州主流のBritishに苦労する

単語が別物の時がある centerとcentreくらいならまだマシ

petrolってなんやねん→gosolineかよ、みたいな具合である

 

・シドニー北部からバスが有名な橋を渡る際の構図が

浦安方面からレインボーブリッジに入っていく様子を思い起こさせる。

 

湾岸線なつかしい。高速の風景で一番好きかも。

湾岸線で走った時用にプレイリストを作成している。丸サ進行の曲が合う。

愛を伝えたいだとか/あいみょん、ジャマイカビール/櫻坂46etc...

 

英国はteaバカ

日本もteaバカ

豪州はcoffeeドランカー

ワイはWater-holic

 

1.5ℓ80~85セントの商品もあるので愛飲している。

偶に5AUD前後のラージサイズのスムージーでビタミンを補おうという

愚かな試みをすることもある。

日本の2倍の値段を払って日本メーカーの緑茶を飲むこともある。

 

オーストラリア人はコーヒーを飲まないと生きていけないらしく、

朝7時くらいから数々のカフェがオープンして列を作っている。

コーヒーの覚醒効果か、オーストラリア人は朝に強い印象がある。

私は毎朝5AUDも払ってられないのでシカトしている。

 

・シドニーは高価な遊びが多くてな

クリア後のやりこみ要素、とみなしてレベル上げに勤しみます(´;ω;`)

 

就職のハードル高し。ここまで書いたことはニートの戯言でもある。

 

→オーストラリアの家探しや求人に日本語のサイト

検閲がしっかりしておらず、詐欺の物件やキャバクラの求人も掲載されている。

悪い仕事とは言いたくないが、並べるのは日本人の感覚では普通ではなかろう。

 

 

◆スポーツ編

・豪州でも井上ネリがトレンド入りしてましたね

見やすい時差だからね

 

・つぎの井上尚弥の相手豪人ならオペラハウスでやってくんね?

 

・Newcastleニキ見かけたWESTHAMニキも

 

・サッカー系サブスクの宣伝文句を雑に訳してみる

「昨年最後までもつれたシティとアーセナルの優勝争いから目が離せません。

もちろん豪人監督ポステコグルー率いるスパーズも!」

 

・シンガポールで日本代表ユニを着こなしてる人を見かけた

日本人ではなかったしシドニーにもいた

 

・お住まいの地域では中川颯のプロ初安打がご覧いただけません

 

 

 

シドニーに来て最初に書いた体験談はこちら。