グランアレグリアが強かっただけで、出遅れたというのは関係なかったと思う。あの枠順が出た時点で、アーモンドアイを打ち負かす力があるとしたらアドマイヤマーズかグランアレグリアの成長力しかなかった。
ダノン勢は飛び抜けた力があるとは思えなかったし、インディチャンプは昨年の安田の展開で差されそうになっているので今年は勝てないと思った。なので、アーモンドアイの相手としてアドマイヤマーズかグランアレグリアしか眼中になかった。
しかし競馬は一点勝負してこそ面白みがあるというもの。4歳馬で絞らなければいけない。そこで高松宮記念で出遅れたグランアレグリアを不安視してよりオッズ妙味が高いアドマイヤマーズを選択した。香港最強馬を打ち負かしたレジェンドホース。死角はないように思えた。ただ、グランアレグリアも素晴らしい末脚を持っていて侮れる存在ではなかった。怖かったのはグランアレグリアだけだった。
しかし出遅れたのはアーモンドアイだった。理想としていた前目の競馬ができなかった。ただアドマイヤマーズは前目につけることができた。そのまま川田ジョッキーは好位置で競馬を続けた。そして直線を向くも内側の渋った馬場が影響してか中々アドマイヤマーズは伸びず。
そんな中インディチャンプが内側をするすると抜けて先頭を脅かそうとしたが、渋っていない馬場を通れたグランアレグリアが驚異の脚で突き放す。結局上がり最速の脚で完勝した。
出遅れたアーモンドアイは外に持ち出すのに手間取ったが、末脚勝負となったらインディチャンプに負けるはずもなく2着。インディチャンプは3着。その直後にはアーモンドアイを超える末脚でノームコアが突っ込んできた。東京マイルコースレコード馬なので飛んできて当たり前。後少しで配当は付いたかもしれない。
結局アーモンドアイはディープインパクトらを超えるGI 8勝はお預けになったが、GI馬10頭という歴史的なレースが見られたのは間違いないし、牝馬の世代交代という歴史的瞬間に立ち会えたのは良かった。何よりも芝の塊が眼に直撃しながらも、グランアレグリアを栄冠に導いた池添謙一騎手に賛辞を贈りたい。今後もマイル戦線を歩むのか、それとも再びスプリントに挑むのかはわからないがまだ4歳のグランアレグリアの今後から目を離せない。
そしてアーモンドアイも得意な府中を中心に走るのか、それともマイル戦線を続けるのか、非常に興味深い。今後の栄冠に期待したい。
⑪グランアレグリア 池添謙一
美浦 藤沢厩舎 サンデーレーシング
⑤アーモンドアイ C.ルメール
美浦 国枝厩舎 シルクレーシング
⑥インディチャンプ 福永祐一
栗東 音無厩舎 シルクレーシング
※池添謙一騎手は昨年秋GIに続きマイル連覇。

