私が乃木坂46を認識したのはいつだろうか。私はその当時は篠田麻里子のファンだったので、AKB48の妹分であるという認識しか無かったと思う。ぐるぐるカーテンで知ったのか、おいでシャンプーで知ったのかは記憶にない。
そんな私でもうっすら記憶に残っていたのは、制服のマネキンだ。それまでのフレンチポップでゆるゆるな曲調と打って変わって、緊張感のある楽曲である。セーラー服を着たアイドルが、マネキンのように無表情でダンスするこの楽曲。ある意味、欅坂46のサイレントマジョリティーの原点ともいえる曲かもしれない。
つい紫リボンのセーラー制服に目が行きがちだが、中にはニットを腰に巻いているメンバーもいる。秋元真夏、白石麻衣、西野七瀬、能條愛未、深川麻衣、松村沙友理、若月佑美だ。どういう意図でこうなったのかは謎だ。今のような柔らかなイメージがなく、ギラギラした見た目の生田絵梨花、西野七瀬、星野みなみも新鮮である。生駒里奈は逆に小動物のイメージだ。
まずはイントロ。序盤は低音で溜めて、メンバーの入場シーンで一気にシンセサイザーがギアを上げて鳴り響く。四つ打ちサウンドなので64bitアレンジやMIDIアレンジも映えるので自分でアレンジするのもオススメだ。音の演出もクールだが、生田絵梨花、星野みなみ、そして生駒里奈、と入場するシーンも格好良い。
「君が何かを言いかけて」で機械的に対面する振付、「動く唇 読んでみたけど」の関節ダンス。無機物感、マネキン感がよく出ている。生駒・生田・星野の真後ろに白石麻衣、橋本奈々未が控えているという安心感もこの楽曲の特徴だ。
「ボールを打った金属音」の時に若月佑美が耳に手を当てるのが恒例行事だったが、それが無くなってしまったのが寂しい。「何も始まらないよ」と「頭の中で」の間でポケモンのZワザのようなポーズを取り手を開き閉じ、そのまま左手を頭に添える振付もクールだ。
サビの振付は有名なので説明は省く。
歌詞では、大人に反対されても恋愛を貫く、という強い意志を持った青年の反抗が描かれている。大人が求めているものとは私たちは違う。そう、サイレントマジョリティーの素地がここで出来上がっているのだ。
「若すぎる それだけで 大人に邪魔をされない」
「汚れなき ものなんて 大人が求めた幻想」
反抗しないで意志を示さない者は
「制服を着たマネキン」
と吐き捨てられている。
大人を「見栄やプライドの鎖に繋がれたようなつまらない」存在と吐き捨て、誰かのあとをついていくだけの者を「サイレントマジョリティー」と揶揄する某曲とそっくりではないか。
「できないんじゃない やってないだけさ
未来の扉 そこにあるのに
僕は何度も誘う 生まれ変わるのは君だ」
「君は君らしく やりたいことをやるだけさ
One of them に成り下がるな
ここにいる人の数だけ道はある
自分の夢の方に歩けばいい」
両曲ともオリジナルメンバーは随分と減ってしまった。欅坂46ですら3分の1が居なくなってしまい、なんならセンターの平手友梨奈まで「自分の夢の方に歩」くために卒業した。乃木坂46も強い自立心を持ち多くの人が卒業し、オリジナルメンバーで残ったのはごくわずか。有言実行を果たしている。私たちも彼女たちに負けじとアクションを起こすことが大切だ。
この2組は実は制服のマネキンで共演をしている。2015年のFNS歌謡祭だ。入場順は小林由依、今泉佑唯、平手友梨奈だった。
2016年のFNS歌謡祭でも、乃木坂46✖3期生(乃木坂46)✖欅坂46✖けやき坂46が実現。入場シーンは、大園桃子、山下美月、長濱ねるの順番。ただ、サビはセンター生駒里奈、正面左手が生田絵梨花、右手が平手友梨奈である。
2018年のけやき坂46武道館ライブでは、2期生による制服のマネキンも実現。小坂菜緒、河田陽菜、渡邉美穂の順に入場した。
このように、乃木坂46の代名詞ともいえる楽曲であるにも関わらず、紅白歌合戦では一度も披露されていないのは寂しい。オリジナルメンバーは減ってしまったが、現在センターを任されている齋藤飛鳥を中心に受け継いでいって欲しい楽曲である。
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