FLAP CUBES DIARY -4ページ目

ばあばのおさがり:ディズニーのランチプレート

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これは私の母がこどもの頃に使っていた、ディズニーのプレート。
裏のコピーライトは1957年になってます。ちなみに母は1956年生まれ。

ミッキーマウスの顔が古いですよね(笑)
レトロで気に入っています。

今は息子が使っています。

それにしても、うちの祖母と母、物もちが良すぎ…。

『BRAVE HEARTS 海猿』

『BRAVE HEARTS 海猿』
http://www.umizaru.jp/

毎回同じ展開と分かっていても、ついつい観てしまう『海猿』シリーズ。
ジョン・カサヴェテスやオーソン・ウェルズのような芸術映画マニアで、娯楽映画に批判的な友人でも、なぜかこっそり(?)『海猿』は観ていたりします(笑)。

一作目から見ていると、登場人物の関係が発展していったり(主役の二人が、知りあう→恋人→結婚→出産、とか)、伊藤英明さんがどんどんガタイ良くなっていったり…という、成長性・発展性が一つの魅力かなと思っています。あと、ハッピーエンドが分かっているから安心して観られるのも、気持ち的には楽です。

感想は難しいけど…期待通り、おもしろかったし、泣けたし、笑えました。

「人を思う気持ち、頑張る気持ち、勇気って大事!」なんて、大人になってからは恥ずかしくて、ちょっと小学生みたいでいいにくかったりするけど、でも、この映画を見ると、「気持ちだけじゃどうにもならないこともたくさんあるけど、でも気持ちでどうにかなることも実はあるのかもしれない!もう少し“気持ち”のパワーを信じてみようかな」って思えるから不思議です。

『少年は残酷な弓を射る』

『少年は残酷な弓を射る』
http://shonen-yumi.com/

原題は『we need to talk about kevin』で、ポスターなどの写真も日本版とは全然違います。
が、日本版では『少年は残酷な弓を射る』って…思いっきりネタバレしてますが、良いのでしょうか。。

以下、ネタバレです。


有名な女性作家が思いがけず妊娠し出産。しかし、生まれた息子は赤ちゃんの時から自分になつかない。そんな息子は成長とともに、母親への悪意に満ちた嫌がらせをするようになり、最後には、母親への最大の嫌がらせとして(?)、他者に向けて“残酷な弓を射”ってしまうんですね。

「子供を犯罪者にしようと思って育てる親なんていないのだから、何がどうダメだったのか、一人の親として勉強したい」というのがこの映画に興味を持ったきっかけでしたが、この息子の場合、もともと悪人だったとしか思えず、確かに一つのケーススタディではあるけれど、ちょっと極端すぎる例、かもしれません。
ただ、もちろん、ヒントになったところはありました。

一つ目は、原題『we need to talk about kevin』。
母親は子供が問題児だと感じていて、このままではダメだと夫に話しあいを求めますが、夫は「ケビン(息子)は良い子だよ、大丈夫だよ」と、母親の危機感をちゃんと受けとめませんでした。子供に問題を感じたら、家族と、あるいは第三者と、ちゃんと話し合うことは本当に大切。そして、「この子、このままじゃいつか大変なことになる…」などという親のカンって、意外にあたるものなのかもしれません。
二つ目は、愛情の、あるいは愛情表現の欠如。
この母親は、妊娠を喜びもせず、息子が生まれからも「あなたがいなければママはもっと仕事できるのに」なんて言葉を浴びせていたので、息子は、胎児の時からずっと、母の愛をしきりに求めていたという解釈もできます。でも、それだけでこんな結末になるとも思えないのですが…(それは映画だから??)。


仕事も家も失い、“犯罪者の親”として世間から日々嫌がらせを受けながらも、その土地を離れることなく、刑務所(少年院?)の息子の面会に通う母。
家の一室を、以前住んでいた家の息子の部屋と同じ青色の壁に塗り、息子の帰りを待っているようにも見えます。
その表情がそれまでとはまるで違って、しっかりと「母」の顔になっていたのが印象的。
大事件が起きてからやっと、母はしっかりと息子に向き合うようになったのかもしれません。
この母子の“その後”を見てみたいと思いました。

『ヘルタースケルター』

『ヘルタースケルター』
http://hs-movie.com/

なんだかんだで沢尻エリカさんってかわいいな、と思いました(笑)。お芝居も、好き嫌いが分かれそうだけど、わりと上手な方なんじゃないかな(って上からスミマセン)。
いろんな意味で激しい、ヘビーな映画でしたが、話題になっているラブシーンは別に…。
周りの評価を見ていると、男性陣は喜んでいる人も多い気がしますが、女性目線からすると特にどうってこともなく、あまり必要なシーンとも思えなかったかな。。

全体的にグダグダした感じで、映画としてのインパクトは実は薄かったのですが、脇を固める役者さんたちに魅了されて、そういう点ですごく楽しめました。

特に…
担当タレント(りりこ)に目の前で彼氏を取られる化粧っけなし&オバチャン感丸だしのマネージャーを演じきる寺島しのぶさん。
意表を突いてくれたのは新井浩文さん。だいたい彼は殺し屋か殺されるかどっちかの役が多いのに、まさか、オネエな感じのヘアメイクさんになっちゃってるとは。
このお二人が特に素晴らしかった!


すごく好き嫌いが分かれそうな映画だと思います。
蜷川実花監督の特徴である色鮮やかな映像を、美しいと思うか、目にまぶしいと思うか。
沢尻エリカさんが好きか嫌いか…。
蜷川ワールドが大好きで、沢尻エリカさんも好きならすっごく楽しめそうです。


※個人的に…もしこれを園子温監督が撮ったらどんなだったかな!?って気になります。衝撃度は増したかも??

『わが母の記』

『わが母の記』
www.wagahaha.jp/

映画の感想ブログは久しぶりです(3月の『セイジ』以降書けていなかった)。
観たのはゴールデンウィーク前で、今更感がありますが、自分のメモとして書いておこうと思います。
少々、ネタバレしています。


井上靖の自叙伝。
幼少時に母に見捨てられたことを引きずっていて、今一つ母親を愛せない(?)息子が、呆けた母親を家族ぐるみで介護して看取る…というお話。
奇行を繰り返すおばあちゃんに家族・親戚が、時に嫌気がさしたり揉めたりしながらも、ちゃんと介護していく。今の日本では、よくある光景なのかもしれません。

息子は、兄弟で自分だけが親類の家に預けられたため(確か、戦時中に日本から逃げる時に一人だけ置いて行かれた)、自分は母親から捨てられたという記憶になっているようなのですが、後に、実はそれは仕方のない事情だったことが分かります。
もしも日本脱出の際に船が沈みでもしたら、一家の血が絶えてしまう。一家の血を絶やさないために、一番強そうな、一人でも生きていけそうな子を一人必ず日本に残さなくてはならず、その一人に選ばれたのがこの息子だった。母は泣く泣く息子を置いて行った…というのがいきさつ。

母もずっとそのことを気にかけていたのでしょうか。
呆けて息子のことが誰だかわからなくなっても、息子自身でさえ忘れていたような、息子が幼少時に書いた作文をしっかりと覚えていて、何度もつぶやいていました。
それを聞いた息子が、母の愛を確信して涙するシーンは本当に泣けました。
こうして母の愛に気づいた息子も、母親に対してほんの少しだけど気持ちを許して心を開き、忙しく不器用な息子なりに母を介護していきます。
お母さんに、息子はもうそんなに恨んでないよ、っていう気持ちが伝わったかは疑問が残るところです。でも少なくとも息子は残りの人生を「ちゃんと母親に愛されていた」と思って生きて行くことができるので、そういう意味で、この母子がともに過ごした最後の時間は、母親から息子へのせめてものプレゼントのようなものだったのかもしれません。

キャストも豪華で(母親役が樹木希林さん、息子役が役所広司さん、孫役が宮崎あおいさん)、素晴らしい映画でした。


「親に愛された記憶があまりない」という話はよく聞くのだけど、その中にはかなりの割合で“誤解”があるのではと勝手に思っています。
できればお互いが元気なうちに、誤解が解けて、失った時間を埋めることができれば良いなと思っています。
この映画は、その手助けになるかもしれません。