第8話でこれまでの経緯が大体明らかになりましたので、今回がこの「オリジナル」の腕の最終予想となります。
溶原性細胞の発生は人の遺伝子を持つかどうか、が条件でしたので上記のような候補を挙げておりましたが、私は前回までで鷹山仁が45%、他が45%といった可能性で考えていました。しかし仁の状況がようやく判り、また千翼の出自も劇中で確定されましたのであらためて考察していきます。
①仁の状態
完全に溶原性細胞に冒されているとばかり思っていましたが、思ったより元気でしたね。腕も義手ではないし、溶原性細胞が発現した様子もありませんでしたから、仁から七羽さんへの感染は無いことが判りました。(下図①)
ちなみに、アマゾン細胞を持つものが噛んでもアマゾン細胞は感染はしない設定のハズです。シーズン1では駆除班の大半がアマゾン実験体に噛まれてますから(笑)
②千翼の体
千翼は仁からアマゾン、七羽から人の遺伝子を自然交配で受け継いだ子と見て良いでしょう。
③星埜教授の試験管
星埜教授は千翼の体細胞を培養して色々と試験をしていたようです。その中で溶原性細胞が突然変異で発生しました。(上図③)
何をどうやってたのかは知りませんが、悠や仁の体細胞も試験していたらわずかだが存在していることから
「人の遺伝子が溶原性細胞の発生の条件だ」
などと星埜教授は結論づけていました。 この部分は私に言わせれば 「試験管でいじくりまわす事が発生の条件なんじゃないの?」と言いたいですね。 また、アマゾン実験体の細胞も同じ条件下で試験しなきゃそんなこと判らないでしょうが、と怒りたいですがまぁそれは良しとしましょう。そういう設定って事で進めます。
④七羽を千翼が噛んだら?
星埜教授は割ってしまった試験管の中の溶原性細胞(おそらく千翼の)に、指の傷口から感染するところが劇中で描かれています。
それと並行して、赤ん坊の千翼が七羽の指を噛んで出血させる場面が描かれていました。
そして星埜教授はその後、溶原性細胞による新種のアマゾン体になってしまうわけですが、、
こうして並べられると、あたかも七羽も同様に溶原性細胞に感染したかのように映りますが
千翼にはアマゾン細胞の遺伝子はあっても溶原性細胞はありませんので、七羽さんは新種のアマゾン体になることは無いのです。また普通のアマゾン細胞はそもそも感染しません。
第7話の中で4Cによる調査で「オリジナルの腕に残っていたアマゾン細胞が千翼と一致した」ため、橘局長は「じゃあ、あれは千翼の腕なのか?欠損は無いぞ?あれ?」といったような疑問に対し、研究員?が「いえ、千翼の体には溶原性細胞は見つかっていませんので」と答えていました。
つまり、青年になった千翼でも溶原性細胞が発生していないのだから、幼少期や赤子の頃にあるわけが無いのです。
さらにいえば、4Cに確保されてから研究員を思いっきり噛んでいます
この研究員が感染して新種のアマゾン体になっていたら4Cはもっと早期に溶原性細胞の存在に気が付いていたでしょう。
そして幼少期になった千翼が、夜中に七羽さんの腕に噛みつこうとする場面が描かれていましたが
仮に、千翼が七羽を喰いちぎったとしましょう。 七羽さんは普通の人間ですから、辺りに転がるのは普通の人間の遺体です。
こんなものが残るわけがありません。これは七羽さんではないでしょう。
ということで、仁も七羽も完全に消えたました。
ちなみに、「オリジナルの腕(ただし切断面)に残っていた変異前のアマゾン細胞の遺伝子が千翼と一致した」という件は、やはり展開予想33「誰の手5」で書いた通り、殺害した際に犯人のDNAが付着したという可能性も考えられます。
そして、犯人の残したDNAが千翼のアマゾン細胞だから、オリジナルを生み出したのは犯人はおまえだな? とおまえは一体誰を喰ったんだ? と追及されるんでしょうねぇきっと。
●結論
既に登場したメンバーは全員可能性が消えました。残り話数から「X」も可能性が薄いので「他」です。
「誰でもない」が答えです。第10話のサブタイトルが「WAY TO NOWHERE」、和訳すると「どこにも通じてない路」ですが、まさにこれはどこにも辿り着かないのです。
あえていうなら「他」は「千翼や仁と同じバージョンのアマゾン細胞だった者」とでも言っておきます。
●七羽は?
残念ながら、、確実に生きていますね。
七羽の姿が消えていた時に、そこに新種のアマゾンの残骸が残っていたのは、逆に七羽は生きているということの現れです。展開予想22でも書きましたが「死んでると見せかけて生きてる」パターンでしょう。
鷹山仁も死ぬのは時間の問題といった状態かと思いましたが、これは最後まで死なないかもしれませんねぇ。。
●特筆事項
とても重要なことが判明した。
第1話の冒頭で登場していたコイツは ↑
・
・
たぶん見てる人は
「あー、アマゾンアルファだな」と、
「仁さんだな」と
思っていたんだろうけど
これは鷹山仁ではございませ~ん!
これに気づいた人はほとんどいないんだろうな(笑)
よく見てよく考えないと気付かないぜ
これが鷹山仁ではない理由は次回にでも書きます。
これだけ誰も死なないとなると・・・シーズン3とか考えてるのかな?
そろそろ見えてきた気がするぞ黒幕「?」の部分。
マモルも最終的には裏切りに気づき駆除班チームにつくと見てるけど。。
ま、それにしても8話といい9話といい、騙される方が多いね~
9話のあれは千翼ではないのにさ~。
本日はここまで。
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