よきエンジニアとは | LOG#1011

LOG#1011

サイバーエージェントグループの株式会社TMNでシステム責任者をしています。技術とそれ以外の話を半々くらいにしようと思っています。妻と息子がいます。


社内のプロデューサーに向けた、
仕事の進め方や仕事内容、職種定義といった内容の、
『プロデューサーの定義』という本が配布されました。

僕も頂戴し数度通読したのですが、
非常に得るものが多く感銘を受ける一方、
エンジニアならどうすべきかということを考えさせられました。

考えた中で、自分が大事にしているなあ、いつも、
というポイントを4点にまとめてみました。
何か感じてもらえれば幸いです。


1.好奇心

何よりも重要な事です。
好奇心が無いのに尊敬されているエンジニアは存在しません。
エンジニアの能力開発において、すべての動機は好奇心であり、
好奇心の無いエンジニアはダメなエンジニアと同義です。


2.可能性

人がかけるコードは自分にも出来る。それ以上のが書ける。
人ができるチューニングは自分にも出来る。それ以上出来る。
よきエンジニアの探究心と
スキルアップへの欲求は無限大であるべきです。
自分には出来ないと思った時点で、
よきエンジニアとは呼べなくなります。


3.立ち止まらない

ここは少し大事なので長く書きます。

評価されるエンジニアは手を止めません。
手を止めないエンジニアは、視点が違うからです。
それは、製品やサービスの品質に責任を持てているか、
という視点に立てているかということです。

よく自分の手持ちのタスクを消化しきったため、
手を止めて暇を弄び始めるエンジニアがいますが、
チーム全体、ひいてはサービス全体で見たタスク、
改善点というのは終わりがありません。

バグ修正や高速化のためのチューニングや、
コードの整理、ドキュメント作成、
ただ使い込むというのも重要な作業のうちです。

エンジニアのタスクが終わるのは、
サービスがクローズしたその瞬間だけです。

サービスを作っているエンジニアにとっての
責任を持つという言葉は、
この視点に立てるかどうかという事に尽きると思います。


4,いいものを素直に良いと言う

自分の直感やスタイルに固執する人がいます。
その直感は本当に正しいですか?
そのスタイルは時代遅れじゃありませんか?
新しく提案されたものには客観的な視点を持ち、
素直に良いといい、次の瞬間から自分のモノにする、
世渡り上手な姿よきエンジニアには必要です。
これが出来ない人が多いように感じます。
自分自身、注意するようにしています。




エンジニアという職に就いているのであれば、
その中でもよきエンジニアを目指しましょう。