小学5~6年生のときに「ザ・加代子さん」という四コマ漫画を描いていました。

 

当時、家に「サザエさん」の漫画本があって、将来は長谷川町子みたいな漫画家になりたい!という「将来の夢」を抱いていたのです。

 

私が小学6年生のときに不登校になったとき、担任の先生が「ザ・加代子さん」を演劇にして、小学校の「お楽しみ会」の出し物にしたことがありました。

 

同級生に「なんでこんなつまらない漫画を劇にして俺たちがやらなければいけないんだよ!」

 

…と言われましたが、担任の先生が、私を学校に引っ張りだすのが目的で、私の四コマ漫画がおもしろかったから舞台化したのではないのがわかっていたので、憤りの気持ちをぶつけられても、悲しい気持ちにはならなかったです。

 

自分の絵の下手さ加減に絶望して、小学校を卒業するころには漫画家になる夢をあきらめてしまいました。

 

漫画の描き方、絵のデッサンの本を買って、ひたすら絵を描いて技術を磨いていたら漫画家になれたのではないか、と思い大人になってからも絵を描いたことがありましたが、絵を描くより、話を考える方が好きだったことに気がついたので、漫画家より小説家を目指したほうがよさそうな気がしました。