子供の頃、「シャーロックホームズの冒険」の本を読むのが好きでした。

 

私の中で、シャーロックホームズはダンディな英国紳士というイメージがありました。

 

それなのに、NHKは、「シャーロックホームズの冒険」の登場人物を犬化した、「探偵ホームズの冒険」というアニメを作りました。

 

とても悲しくて、受け入れられませんでした。

 

「探偵ホームズの冒険」は、イタリア人の脚本家の意向で犬になってしまったようです。

 

 監督の宮崎駿は、なぜ今さら『名探偵ホームズ』という企画なのかを納得できず、またキャラクターが犬であるために「自分が思い入れ出来ない」として、キャラクターを犬にすることを疑問に思っていたが、イタリア側の要請が強く、結局犬に落ち着いたとのこと。

 

宮崎駿が監督したのは全26話のうち6話ですが、私と同じことを感じていたようですね。

 

そんな私ですが、「ウマ娘」は抵抗なく受け入れることができました。

 

なぜなのか…

 

たぶん、私が、競走馬に思い入れがないからだと思います。

 

競走馬に関わる仕事をしていたSNSのフォロワーさんは、ウマ娘を受け入れられず、SNSでは「ウマ娘」をミュートワードにしているそうです。

 

「ウマ娘」は競走馬の女体化かと思っていましたがそうではなく、競走馬の魂を宿した「ウマ娘」という生命体が存在する世界の話です。

 

競走馬に関わっていたフォロワーさんの感じていた、「思い入れがある馬が、若い女性と馬が合わさった姿になってしまったのがショックで許せない」という気持ちは、シャーロックホームズが犬化してショックだった私の気持ちと似たものだと感じました。

 

そんなことを考えつつ、「劇場版ウマ娘」を見に行きました。

 

ヒロイン「ジャングルポケット」の闘志がすごかったし、レースのシーンの疾走感と演出がすごかったです。

 

可愛らしい「ウマ娘」がたくさん出てきますが、少年漫画のバトルシーンのように熱い展開で胸が熱くなりました。

 

今までアニメで見てきた「ウマ娘」の中でいちばん迫力がありました。

 

「ドラゴンボール」や「聖闘士星矢」のバトルシーンを彷彿とさせるような演出があったからかもしれません。

 

エンディングロールで流れていた「ウマぴょい伝説」で不覚にも泣いてしまいました。

 

「ウマ娘」からもらったエネルギーで、祝日のない6月を乗り越えていこうと思います。

 

これが「名探偵ホームズ」です。オープニングテーマの「空からこぼれたストーリー」をダカーポが歌っています。

 

 

「うまぴょい伝説」たくさんの担当声優さんが歌っていて、とてもにぎやかな曲です。