私が推しているロックバンド「THE YELLOW MONKEY」が久しぶりにアルバムをリリースしました。
アルバムの中の曲、「ホテルニュートリノ」が先行してリリースされました。
前期の朝ドラ「ブギウギ」のヒロインを演じていた趣里さんが出演していたドラマ「東京貧困女子。」の主題歌になっていました。
この曲の歌詞の一節、
「人生の7割は予告編で、残りの命数えた時に本編が始まる」
が、私の心に刺さりました。
「人生100年時代」と言われていますので、この歌詞をまじめに受け取ると、70歳までは人生の予告編で、100歳までの残りの人生30年が本編、ということになります。
この歌詞を見て、論語で孔子が言ってた、
「子曰く、吾れ十有五にして学に 志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲 するところに従い矩を超えず。」
を思い出しました。
孔子は紀元前500年前後に生きていた人なので、かなり昔から、本当に成熟した人になるには時間がかかると言われていたのですね。
ちなみに、THE YELLOW MONKEYは結成35周年を迎えて、メンバーの平均年齢が58歳になりました。
この歳になったからこそ、こういう歌詞を書くようになったのでしょう。
もう若くない私は、
「自分の人生は終わった、残りの人生消化試合」
と思ってしまいましたが、人生はこれからが本番なんだと、勇気づけられました。