去年の秋に見にいったアニメ映画に「アリスとテレスのまぼろし工場」があります。

 

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の脚本でお馴染みの岡田磨里が監督を務めたと聞いて興味を持って観に行きました。

 

「アリスとテレスのまぼろし工場」の主題歌は中島みゆきの「心音」です。

 

「岡田磨里様のしもべとなっておりました。岡田磨里様は中島の絶大なる推しです。」

 

と、中島みゆきがコメントするくらい、岡田磨里の脚本に惚れ込んで作られた曲です。

 

宮崎駿監督やシン・エヴァンゲリオン劇場版にユーミンの曲が使われていましたが、映画のために作られた曲ではなく、ユーミンが既に作った曲でした。

 

それを考えると、中島みゆきがアニメ映画のためにオリジナル曲を作ったことが、とても稀有なことに感じます。

 

「アリスとテレスのまぼろし工場」をざっくり説明すると、

 

製鉄所の爆発事故によって全ての出口を閉ざされ、時まで止まってしまった町。いつか元に戻れるように「何も変えてはいけない」というルールができた。変化を禁じられた住民たちは、鬱屈とした日々を過ごしている。中学3年生の菊入正宗は、謎めいた同級生・佐上睦実に導かれて足を踏み入れた製鉄所の第五高炉で、野生の狼のような少女・五実と出会う。
 

という内容です。

 

文字や口で説明するより、「心音」のMVを見た方がどんな映画なのかわかりやすいと思います。

 

 

この映画を見て、楽しい時であったとしても、同じ時間に閉じ込められてしまうのは怖いと感じました。

 

この先に困難が待ち受けていたとしても、時間が進んでいくほうがいいですね。