久しぶりに「魔法少女まどか☆マギカ」を見ました。
第10話で、暁美ほむらが魔法少女になった経緯が描かれていました。
私は、ほむらが叶えたい願いは「鹿目まどかを魔法少女にしない」だと思っていました。
「鹿目まどかを守りたい」というのが、ほむらが叶えたい願いだったと知って、自分がずっと勘違いをしていたのに気づきました。
「魔法少女になるのを防ぐ」というのは、まどかを守る手段のひとつでしたね。
「ワルプルギスの夜」で命を落としたまどかを見て、悲嘆にくれているほむらに向かって、キュウべえが魔法少女になる契約を迫ります。
この状況で、何でも願いを叶えてもらえる、と言われたら、大切な友達であるまどかを守りたい!と言いたくなりますよね。
その後、ほむらは何度も時を巻き戻して、まどかを守ろうとします。
ほむらが何度も時を巻き戻さざるを得なくなったのは、「まどかを守りたい」ということがどういうことなのかが、具体的な中身が、ほむらの中でわかっていなかったからではないか、と感じました。
叶えてもらえる願い事がひとつだけなのもいけなかったと思います。
「ワルプルギスの夜」を倒しても、まどかが円環の理になってしまうのも、ほむらの「まどかを守りたい」という願いを叶えたことにはならないようです。
ほむらの願いは志半ばな感じがします。
「まどマギ」を見ると、「願い事を叶えてあげるから、僕と契約して魔法少女になってよ」と言われるのは切羽詰まった状況じゃないときがいいな、と思いました。