私の場合、週数も17週とそこまでいっていたわけでは上に、あまりお腹も出ていなかったから、周りの人たちはそこまで私が「妊娠してた」っていう感じにはなっていなかったと思う。一応妊娠の報告は受けて、その後残念なことになったとは聞いてるけど、っていう感じだと思う。
だからこそ、自分は周りの人が想像する以上に辛かったんだ!って言いたくなる。
幸せな妊婦さんしかいない赤ちゃん本舗にいって、死産のために産褥用ナプキンを買った。
普通のお産と同じように陣痛を起こして痛みに耐えた。
赤ちゃんを産む妊婦さんなら、これから生きてる赤ちゃんが生まれるっていう希望がある痛みだけど、私には死んでる赤ちゃんを産むのに、こんなに痛い思いをしなければならない。
先生にも、「ごめんね、痛いけどこの方法しかないの」と何度も言われた。
陣痛促進剤で熱がでて、嘔吐しながら陣痛に耐えた。
研修医のような若手の練習台にされ、本来2日で陣痛マックスになって赤ちゃんが出てくる予定が、研修医の判断ミスの投薬で3.5日に伸びた。(その分陣痛に苦しむ時間が長かった)
3.5日間、ずーっと分娩台の上で寝泊まりさせられた。その間、少し離れた別の分娩室から生まれた赤ちゃんの泣き声が何度か聞こえてきた。
麻酔で寝てる間に処置されてた、とか普通の流産、とかって思われるのは嫌。でもいかにつらかったかを説明したところで何もならない…っていう葛藤が今でもある。
でも、具体的なことを話したところで相手が困ってしまうだけだというのが分かっているから、話していない。
そして、私には(天国に)子供がいるんだ!って知ってほしくなる。
お腹は大きくなかったかもしれないけど、ちゃんとそこに男の子がいた。
ちっちゃくて未熟な赤ちゃんだけど、その男の子は明らかに夫似だった。
周りの人からみればずーっと子供のいない人かもしれないけど、いるんだよ!って言いたくなる。
でも、「私には天国に子供がいるんです」とか言ったところで、相手が困ってしまうだけだというのが分かっているから、言わない。