拝啓 竹中平蔵 様 1 | アナログオーディオと音楽★NetThePopブログ

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アナログオーディオと音楽の雑文~自作オーディオと隠れた名盤etc
ヤフブロ移民組

 

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通信・放送の在り方に関する懇談会でNHKのBSとFMを削減というニュースが流れ大変憤慨しております。
NHK-FM,NHK-BS2これは私個人にとってなくなると大変困ります。「たかが放送だから民間が沢山あるのだからそこでやれば良い」という発想は大変お粗末です。
NHKでしか成立しない地味ながらもクォリティの高い番組が数多く存在するからです。民間のFM局、確かに私の住むエリアにも2局あります。
しかしながらその2局が面白くてクォリティーの高い番組を作っているか?良い音楽を数多く流しているか?考えた場合決してそうは言えません。
例えば音楽、ジャンルにかかわらず売れなくても良いものは沢山存在します。しかしながら民間局が成立するためにはクォリティーが低くても売れているものだけがレビューされる傾向にあります。偏重したコマーシャリズムばかりが溢れかえる結果になります。そのようなことを念頭においた議論がなされたのか疑問です。メンバーはきっと音楽や文化などとほど遠い方ばかりだったのではないでしょうか?
本当に電波行政を変革するならば、米国のように中小企業レベルでも放送が出来るシステムを構築するべきです。大資本と政治が絡まないと放送局が成立しないという閉ざされたメディア規制を止めることが本質です。今回の改変は何か問題をすり替えて所謂「改革」を行った気分になっているだけではないでしょうか?言いたいことは山ほどありますが字数制限があるのでここで止めますが、竹中大臣以下、判断甘いです。パブコメを取るべきです。

★昨日の朝刊とテレビのニュースでほとんど暴力的とも言えるメディア廃止を知り、思いあまって総務省のHPのご意見メールフォームに以上のような文章を殴り書きして送信した。別にNHK大好き人間ではない。何度かNHKのテレビやラジオに出演したことがあるためその特異な体質に嫌気がさすことはあった。しかしながら、NHKの中にも好きな番組もあり「所謂民間」では出来ないものが存在する。NHK-FMに毎週聴く番組が2つある。渋谷陽一の「World Rock Now」、北中正和の「World Music Time」。この他にも不定期ながら放送される佐野元春の「Motoharu Radio Show」。etc,etc。NHK-BSにしても然り。最近イマイチであるが、何の流行とか世間的評価に屈しない夜中の映画劇場とかはNHKしか出来ない冒険だと思う。
時としてマイノリティーを救う道或いはマイノリティーのアイデンティティはインターネットと携帯電話によって特化されれば総てOKみたいな論理が展開される。ある種のインディーズに味方しているように見えるのだが大違いだ。オタクと引きこもりの環境設定しているのは政府であるということに彼らは気がついていなかったりする。

PCを買ったり、携帯を買ったりするのと電気屋でラジオを買うのはイコールではない。大袈裟に言えば、設備投資額が違いすぎるのだ。また通信回線と電波は同音異義語だということを竹中平蔵は理解していない。私がラジオに固執するのは、インターネットと違い「標準的に無線」という点である。単純に「気軽」であるということだ。OSがどうのとかプロバイダーがどうのとか一切無縁の世界。スイッチをつけるとそれでOKだ。

地上波デジタルにしても、今回のNHKの一部メディア廃止にしても、「経済復興」と「改革」の名の下に庶民の楽しみを切り捨てて行く政治家の横暴としか私には思えない。或いは「特殊なものは全部ウェッブメディアに集約」という偏重した論理。結論を言えば一部の家電メーカー、一部の通信機器メーカーとの結託が日本を救うという論理かも知れない。危なすぎるし、それに着いてこられない奴は娯楽を楽しむ権利も有しないと言うことである。私は別にどこの政党を支持する訳ではないが、今の政府の極論展開は気が狂っていると思う。アホというより大馬鹿野郎である。少なくとも音楽好きな人が決めた指針ではない。音楽も理解出来ない心貧しき人達の決めた指針でしかない。
この国のリーダーらしき人、時として「音楽が好きだ」みたいな報道がなされる。だが、ここで話題にしているような国の指針が出るのを見るとそれは嘘でしかない。その嘘つきにヘイコラして作曲したり、政党のCMソング曲を提供している特に名を秘す××shikiとか全然「ロック」ではなかったりする。おっと失礼。特に名を秘す彼は今回の問題と特に関係ない。
PSEの時と同様、こいつは力業。何もわかっていない人達の机上の空論でしかない。

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追記2:色々な方のブログを読んでいるとPSE問題や輸入CD問題なども引き合いに出されています。
本ブログの親サイトであるHPに過去その話題を取り上げました。
http://www.geocities.jp/fkpopjp/
よろしければご参照下さい。