今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⬇️




藤木稟さんの、「バチカン奇跡調査官  サタンの裁き」です。


バチカン市国の神父で奇跡調査官のロベルトと平賀のコンビシリーズ2作目ですね。


今回は、腐敗せず生前の姿を保ったままの神父の遺体を奇跡と認定できるかどうかの調査に赴きます。


その神父はまた、生前に数々の預言を残し、それらがことごとく当たっているという。果たしてその預言の真偽のほどは、そして腐敗しない遺体の謎とは……


前作同様、今作もワクワクしますね。


宗教というのは一般的な感覚として、科学とはあまり馴染まない分野という印象があって、そこへ科学的な分析を持ち込もうとする調査官の二人、しかもカトリックの総本山であるバチカンから来るというのだから、迎える方はあまり歓迎したがらないんじゃないかとも思いますが、作品に登場する神父さんたちにはそんな感じはなさそうですね。奇跡の認定を受けるためには必須の調査だから、当たり前か。


しかし、調査の最中に殺人事件が発生します。これがまた、一見現地の土着の宗教が絡んでるように見えて、大変です。ロベルトも命を狙われるし、そもそもの目的である預言と遺体の謎もなかなか解明が進まないしで、読みながらハラハラしちゃいます😱


そして、全ての真相へ。


読み応えありましたねえ。ロベルトは古書解読、平賀は化学的分析と二人の得意分野をフル活用しての真相解明です。面白かったですね。


いかがでしょうか、機会がありましたらぜひ✨✨✨