今回ご紹介させていただきますのは、コチラです↓




クロフツの、「クロイドン発12時30分」です。


非常に有名な作品だということは知ってました。タイトル的に、時刻表が絡むようなアリバイトリックものだと勝手に想像してましたが、全然違いましたね。僕の大好きな倒叙ミステリーでした😆


資産家クラウザーが、イギリスからパリへ向かう飛行機内で突然死。自殺との見方が最も自然に見えたが、実は甥のスウィンバーンに殺されたのだった。


作品の大半で、スウィンバーンがクラウザーを殺害するに至る経緯、そしてクラウザーの執事を殺害するに至る経緯が描かれます。非常によくできた殺害計画で、犯人の行動にも大きな瑕疵はないように見えますが、ここに登場するのがフレンチ警部。


最後に、フレンチが、スウィンバーンを疑い、そして犯人だと確信する流れが説明されますが、やっぱり完全犯罪って難しいんだなあ😅


結局、嫌疑から逃れるための行動が裏目裏目に入ってるんですが、フレンチの賢さに脱帽です。


倒叙ミステリーというと、以前にアイルズの「殺意」を読んだことがあります。これも面白かったし、日本の作品では、大倉崇裕さんの福家警部補シリーズ、これも超好きです。まだまだたくさんあると思いますが、やはりクロフツ、有名なだけありました、満足です👍


いかがでしょうか、機会がありましたらぜひ、✨✨✨