今回ご紹介させていただきますのは、この作品です⇩





太田忠司さんの、「ミステリなふたり」です。


愛知県警捜査一課の京堂景子と、その夫でイラストレーターの新太郎のふたりが主人公の短編集です。全十編。


景子は、職場では上司からも恐れられる鉄の女。その彼女が、家に帰ると年下の夫に甘えたがる女性に変貌しますが、彼女が抱える事件の謎を、新太郎が話を聞いただけで解決してしまう、というのがほぼ全てのお話の流れです。新太郎が探偵役なんですね。


各編およそ30ページちょっとの、ホントに短編なので、それぞれ凝った謎と言うよりは、よくこんなの考えるな〜というアイデアが面白いミステリーって感じでしょうか。トリックや犯人が意外、と言うよりも状況の設定が面白いっていう。


景子が、職場では周りの捜査員に怖がられるほど厳しいのに、家に帰るとすぐ夫のズボンを脱がそうとするとか、また妻のそんな積極的なところに頬を赤らめる純情な新太郎くんとか、キャラ設定も読んでて飽きません😅


軽ーい気持ちで気楽に読むには最高の一冊だと思います。普通に面白い☺️


いかがでしょうか、機会がありましたらぜひ✨✨✨