今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⬇️





京極夏彦さんの、「書楼弔堂  破曉」です。


いつかも書きましたが、大好きな作家さんです。


この作品は、ミステリーではないですが、カテゴリーがよく分かりません💦


非常に分かりづらい場所にある弔堂という名の古書店。時代設定が明治の初期から中期くらいのお話です。


この本屋には、膨大な数の蔵書があり、ここを訪れた人に最もふさわしい品を、主人が勧めてくれるという。


色んな人がここを訪れます。尾崎紅葉の弟子の泉鏡花、ジョン万次郎、岡田以蔵、勝海舟、等々あとは僕もよく知らなかった著名人もちらほらと。


そういった人々がここを訪れ、それぞれに抱えた悩みを語ります。悩みと言っても、僕のような凡人のやつじゃなく、高邁というか深遠というか、とにかく簡単に答えられないようなものばかり。


それに対して、この弔堂の主人が、絡まった糸を解きほぐすように根気よく語りかけ続け、やがて相談した本人が納得のできるひとつの答えにたどり着くという、そういうお話です。


そして最後に、その相談者に最もふさわしい本を一冊、あるいは数冊売って差し上げます。


六篇のお話が収録されてますが、基本全てこの感じ。僕は京極さんの文章がとにかく好きで、この作品も楽しんで読ませてもらいましたが、正直この作品に関しては、合わない方もみえるかもしれませんね。


百鬼夜行シリーズを読まれた方なら、ん?となる名前もちょっと出てきたりして、そこも僕なんかは楽しませてもらいましたけど🤣


いかがでしょうか、機会がありましたらぜひ✨✨✨