今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⬇️






雫井脩介さんの、「火の粉」です。


一家三人が惨殺された事件の公判で、被告人武内真伍に対し無罪を言い渡した裁判官の梶間勲。彼は退官し郊外の一軒家に居を構えるが、気付くと空き家だった隣家に武内が越して来ており、それ以来少しづつ勲の家族に異変が起き始め………


こんな出だしです。


ミステリーとはちょっと違い、誰が犯人で、一体どうやったのか、みたいな作品ではないです。


ただただ、登場する人物の心理描写が素晴らしい👏👏


善意の塊のような感じで梶間一家に接する武内と、彼に対して勲の家族各々がどう感じてどう対応するかがバラバラで、その際の心情の描き方が秀逸なんですね。本当に、プロの作家さんて、凄いな〜😂


普通で幸せだった日常が、本当に少しづつ歪になっていくその過程も、非常に丁寧で、ゾワゾワが章が進む毎に増幅していく感じ💦


これぞサスペンスって気がします。


いかがでしょうか、ゾワゾワしたいな〜と思われた方、機会がありましたらぜひ✨✨✨