今回ご紹介させていただきますのは、こちらの作品です⬇️





泡坂妻夫さんの、「乱れからくり」です。


おもちゃを作る会社の部長である馬割朋浩は、乗っていた車に隕石が直撃して死亡、そして直後に幼い息子が睡眠薬の誤飲で亡くなる。それだけにとどまらず、その後も馬割家の人間が次々と……

元警官の女探偵舞子と、新人の助手敏夫が事件の謎を追うが………


こんな感じのストーリーです。


事件関係者のほとんどが玩具メーカー絡みなので、作品全体で、玩具、特にからくりの仕込まれた古今東西の玩具についての情報が沢山綴られていますね。じっくりとそのへんも読むと、からくり人形の歴史や技術にもちょっと感動します。


泡坂妻夫さんは、僕のイメージでは本格ミステリーの作家さんですが、本作も期待を裏切らないというか、期待以上の本格モノでした。主人公の舞子は、美人だけど少しぽっちゃりしていて、話す言葉も男性的。助手の敏夫は元ボクサーですが舞子よりもちょっと頼りないというキャラクター設定も面白い☺️


展開も、被害者の数が多いこともあってすごく早くて、読み始めると止まらなくなりました😅


これはオススメですねえ。いかがでしょうか、機会がありましたらぜひ✨✨✨