今回ご紹介させていただきますのは、こちらの作品です⬇️
周木律さんの、「不死症」です。
ミステリーと思って読み始めると、ちょっと間違えちゃいますね。なぜこのような事態に陥ったのかという点で、ミステリーの要素もあるっちゃありますが、ホラーサスペンスと言った方がシックリくるかなあ🤔
ゾンビ的な奴がいっぱい出てきますので(^-^)
平成薬品という製薬会社の研究施設が爆発事故を起こし、その中に居た泉夏樹は奇跡的に一命を取り留めますが、彼女は爆発のショックで記憶を失っていました。偶然一緒に居合わせた生存者数名と、助けを求める為に動き出しますが、そんな彼らに、人間を捕食しようとする多数のウェンディゴ(ゾンビ)が次々と襲いかかり………
こんな出だしです。
ゾンビ達は、みんな元々夏樹の同僚や、施設の関係者ばかりで、なぜ彼らがこのような姿になってしまったのか。それが最大の謎で、夏樹の記憶の回復とともにその謎が徐々に明らかになっていきます。
あっという間に読了してしまいました。
ゾンビが登場するドラマや映画なんかもよくありますよね。ハラハラドキドキしながら、最終的にはハッピーエンドでヤレヤレみたいなやつ😅
この作品も、似てると言えば似てますが、テーマとして、ある意味人間の究極の理想である不老不死を前面に出し、それって実際どうなの?という著者からの問いかけと、それへの1つの回答例みたいな感じを受けるんですね。
老いないこと、死なないこと、それって、ほんとに幸せなことなの?っていうね。
展開がスピーディーで、一気に読んじゃいますが、読後にちょっと考えさせられます💦
いかがでしょうか、機会がありましたら、ぜひ✨✨✨