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11月13日に、三代目 J SOUL BROTHERSがニューアルバム『ECHOES of DUALITY』をリリースする。全曲新曲により構成され、様々な音楽プロデューサー・クリエイター陣と共に制作したという本作には、リリースする度に変貌を遂げてきた彼らの最新モードが詰め込まれている。
今回のインタビューでは、アルバムの制作についてや、来年15周年を迎える今の心境などたっぷりと伺った。アルバムの初インタビューともなり、ここでしか聞けない話題が目白押しである。
新しいクリエイターとは、どのように制作を進めたのですか。
今市:そうですね。ヒップホップ色の強い曲は、けっこう試行錯誤しながらレコーディングしたかな……。ほぼ初めましてのトラックメーカーに、良い意味でプロデュースしてもらう手法だったので、デビュー当時を思い出しました。「どういう形になるんだろう?」と思いながらも、すごく楽しかった。クリエイターに委ねてはいるけれど、自分たちが歌えばやっぱり三代目になるのは間違いなくて。その塩梅を探しながらのレコーディングでしたね。
2024年第一弾として、7月に配信シングル「BLAZE」をリリースされましたが、皆さんにとってどのような作品になったと実感していますか?
今市:「BLAZE」から映像作品の監督を含め、クリエイター陣を一新したんです。今年第一弾となるので、2024年の三代目の方向性や意図をこの作品を通して示すことができたらいいなと思っていたのですが、皆さんからの反響が予想以上にすごくて。これから始まるドームツアーに向けていいスタートが切れたなと思うし、「BLAZE」が今年一発目の作品で良かったなと改めて思いました。
今市さんのラップが、衝撃的でした。
今市:俺も意外でした(笑)。歌い分けは最初から決まってるわけじゃなくて、それぞれ歌ってみて、プロデューサー陣と相談しながら決めていったんです。自分では歌っぽい方をやるんだろうなと思っていたので、新しい発見だったし、おもしろかった。14年やってきても新しい表現ができるって面白いことですよね。ファンの方にも楽しんでもらえたんじゃないかな。
歌詞も三代目自身のことを歌っていますね。
今市:そこもヒップホップアプローチですよね。今まで使ったことのない言葉選びも新鮮です。
では、本作の中で、あえて1曲、個人的に推し曲を挙げるとしたら?
今市:僕はKMさんプロデュースの「LIT IT UP」。もうすごいんですよ。映像とのリンクによって、すごい世界観になるんだろうなと……。あくまでも僕の考えですが。パイプオルガンのイントロからもう、ドーンって重厚感がすごくて。こういう楽曲は今まで三代目にはなかったので新鮮でした。曲の持つ世界観がとにかく強いんですけど、今回のライヴ自体、セットが本当にすごいので、そこのリンクを個人的に期待しています。
ついに11月16日からはドームツアーが始まりますが、今回のツアーの意気込み、最後にいつも応援してくださっている皆さんへメッセージをお願いします。
今市:いつもありがとう。ドームで待ってるよ!!! それだけだ!!!