

登坂は初めて演技に挑戦した。映画初主演で受賞。歌手の受賞は第2回(1977年)の武田鉄矢と第10回(85年)の門田頼命(ともに新人賞)らに続き、延べ12人目だ。「三代目―」のボーカルとしてステージに立つことは多くても、映画賞のステージは別世界だった。少し緊張した様子で「この賞にふさわしい表現者として頑張りたい」とあいさつ。普段はマイクを握る手で、ブロンズ像の重みを感じ「いつも以上に緊張しました。像は想像以上にずっしりとくるような重さでした」と喜んだ。
今作ではヒロインが憧れるバイク好きの不良少年・春山を好演。HIROも「厳しい世界を知って頼もしくなった。表現者として一つ上のステージに進んだと思う」と登坂の成長を実感。さらに「今は等身大の登坂でいい。でも彼はボーカル以外の可能性も持っている。一つ一つステップを踏んで成長してほしい」と大きな期待も寄せている。
「自分がこの場に立てるのも、この作品があってスタッフの皆さんがいたから。決して自分の力ではない」と謙虚に話した登坂だが、次の目標を見つけた。「またこのステージに立つ機会を頂けるような表現者に成長したい」。いつか訪れるその日まで、歌手、そして役者として成長し続ける。(スポーツ報知)
キラキラな瞳で受賞コメント言う臣クンカッコいい♪表彰式後のパーティー一目でも見に行きたかったわ~

