わたくし、もともと(いや、今も!)看護師でして。。。今回は看護師視点で中医学をみたお話
(*^-^*)
先日、看護師(研究職)の友人から、「中医学にもホメオスタシスはあるのか?」という質問がありました。
ホメオスタシスとは、私が認識しているのは「恒常性」で、心身が病気になったとしても、正常な状態に戻そうとする機能や傾向がある、というかんじだったかと。友人は、細胞外液(細胞外にある体液)が「内部環境」で、内部環境を一定に保つしくみと説明してました。
説明は苦手なほうなんです。感覚で理解するほうが楽で。。。言葉にできないことが多く。特に中医学は。。。
しかし、ホメオスタシスと聞いた瞬間、パチッと昔のスイッチが入りました!笑
中医学では、どうでしょうか。西洋医学とは根本が違いますが、ホメオスタシス=中庸なのでしょうか。
以下のように考えてみました。
細胞内液=気血津液(津液=水)が近いかと思います。これがホメオスタシスに近い機能をもっている気がします。気血津液だけでなく、呼吸や眠くなるとか、他のものでも心身の健康を調節しようと常に働いています。食生活や環境などでそれらが阻害されると、症状や脈・舌の異変であらわれ、「病気」と言われる状態になります。
中医学は、主に陰陽五行の手法を用いて、それを予防したり、病気を「中庸=ちょうどいい状態」へ戻したりするのがおもな目的です。
とすると、中庸=ちょうどいい状態=ホメオスタシスに近いのかな。
邪魔するものがなく、陰陽五行のバランスがとれているということ。
暑くもなく、寒くもなく、大きくもなく、小さくもなく、うるさくもなく、しずかすぎず、元気すぎず、落ち込みすぎず。。。中庸とは、そんな感じでしょうか。
中医学では、人には、命のロウソク(先天の気)=生命力、というものがあって、生まれたときがMAXで、だんだんロウソクがちびて(短くなって)、最後に燃え尽きる=死、と理解します。
それぞれのライフステージで、そのときのベスト=中庸=ホメオスタシスができるように援助し、ロウソクがバランスよく燃え尽きて、一生をまっとうするお手伝いをするのが、私たち中医学にたずさわるものの仕事だと考えています。
と、いうと、よくわかった~!!と言われたので、ブログにあげてみました。
医療者の方だとより理解していただけるのかもしれません♡
いずれにしろ、中医学の考えは、どこまでも前向きです♡(そこが気に入っている!!)
↓夏に向けて体質改善!!胃のむくみを、たくさん良いことがあります!という、中医学の師匠、今中先生の著書☆