効果があるとわかっているのになかなかできないこと。

様々な企業様廻りをする中でこんな話を伺いました。

ずばり、特化することです。

よく言われているように、ほうきの売り上げを

上げようと思ったら、

「庭掃除用ほうき」

「玄関用ほうき」

「リビング用ほうき」

「オフィス用ほうき」

「工場用ほうき」

というのを出すことだそうです。

そうすれば「万能ほうき」よりも絶対に売上総額は大きくなる。


最近でいえば、「朝専用缶コーヒー」のヒットが記憶に新しい。

そういう鮮やかな成功例を目の当たりにして

いながら、私たちがなかなか、特化に踏み切れないのは

マーケットを捨てるような気がして怖いからです。

つまり「朝専用」とうたった途端、

「じゃあ昼飲む人や夜飲む人は買わなくなるのでは」

という恐怖にとらわるのです。

この恐怖は大変大きく、私のいる建具業界では、

50%近くが一人親方に近い零細企業にもかかわらず、

驚くべきことに「○○専門」とうたっているところは殆どいません。

みな、「あれもできます。これもできます」と言いたがるのです。

これはズレているそうです。


特化した途端、持ち込まれる相談、

依頼の真剣度が違ってくるのに気付くそうです。


つまりこれは、こちらの発するメッセージが

見込み客の悩み事のストライクゾーンに

バチンとはまったことを示します。


これを上手に対処していけば、深く満足した

顧客がまた顧客を連れてくるという善循環が起こります。



不思議なことに「特化外」の仕事でも、

気に入ってくれた人からの依頼は勝手に来ます。

弱いメッセージを何年発信していても

こういった現象は起こらないのです。

「穴は深く掘れ。穴の直径は自然に広がる。」

こういったお話を聞き大変勉強になりました。




特化した商品をプレゼンへ、シャッターガードin広島です。

呉市本社のオカモト産業(株)様へ伺いました。

新規開拓に是非とお話があり、

沢田社長始めスタッフの皆さんと共に広島へ

弊社と基本取引きを締結して頂き、

まずは瀬戸内近辺を拡大します。

広島・岡山・山口県などです。

強みは大手造船関連企業が取引先で、

販路先が明確になっています。


プレゼン会場

約2時間ご静聴ありがとうございました。

最後に本社へ

プレゼンの旅はまだまだ続きます。