ブログを始めた早いうちから、書こう書こうと思っていたのに
こんなに先送りにしてしまっていた
「チョビの目」の事を書きたいと思います。
チョビは8歳頃に、目が見えていないと診断されました。
網膜萎縮症(PRA)という遺伝性の病気。
(治療法も予防法もないらしいです・・・)
まさかそこまで悪いとは、夢にも思いませんでした。
物(ゴハンやおもちゃ)さがしていても
すぐそばにあるのに、真っ直ぐたどり着けなかったり
アイコンタクトが曖昧になったり
歩いていてもモノにぶつかったり・・・
おかしいなぁと思ってから、2件目の病院でのことで
札幌でも数少ない、眼科のある動物病院での診断でした。
1件目の病院では、
エコーとか色々な検査をしてみないと、
詳しくはわからないと言われました。
2件目のこの病院で、
先生はチョビを診察して早々に診断を下しました。
「既にかすかに光を感じてるか?いないか?位でしょう」
そしてチョビを床に下ろして歩かせてみました。
長い鼻をさらに前に出して
低い姿勢で慎重に歩くチョビをみて先生は
「視力の低下を上手にカバーして歩いてますからね...」
飼い主が見逃しても無理はないと言われました。
そして、この病気は失明してしまったとしても
急に見えなくなるのではなくて
徐々に徐々に視界が悪くなって、そして見えなくなったはずなので
人間が視力を失うような程の不便は感じないで生活するんですよ。
とも言われました。
↑被り物もなかなか似合うチョビ(笑)
とっても可愛い写真なんだけど
左目をよく見ると、キラキラと光ってゼリー状になっているものが見えます。
これは通常は見られないものだと思います。
・・・でもやっぱり、めっちゃ可愛いよね~~~!!!
ワンコも年を取ってくると、白内障になったりして
視力が低下することは珍しくないですよね?
とても切ない事だけど、あまり悲観しないで
その状況をしっかりと受け止めていければ大丈夫だと思うのです。
状況は違ったけど、当時の私は大きなショックを受け
チョビを不憫に考えすぎてました。
でも確かに視力はゼロになったけど
やっぱり私達の愛すべきワンコってすごいですよ!
私達人間には想像できないくらいの力が、備わっています。
知ってる人も多いと思いますが
そんなチョビでも、私がポイっとしたおもちゃを
ニオイだけで探し出して持ってくるという遊びを
亡くなる数日前まで繰り返してましたから(笑)
悲しんで同情するだけではなく
それはそれでしっかりと認めて
あとは精一杯サポートするだけなんですよね。
これは視力の事だけではなくて、
ワンコの体質とか体調とか、全般に向けての私の思いです。
全ては飼い主が受け入れる事からはじまる。
↑あまりに可愛いと~?
ワンコは常に前向き。
境遇を恨んだり、後悔したりなんてしないんじゃないかな?
ひたすら今を一所懸命に生きてるんですよね。
素敵。
ほんとに素敵です。