先日、携帯が鳴る・・・
『福ちゃんさぁ、あのブランクでカバークランキングロッド作れないかなぁ?MTOとLCの1.0〜1.5サイズにちょうど良いんだよねぇ!』・・・
電話の主はH-1GPX総合プロデューサー『鈴木美津男』さん。
以前より使ってもらってるロッドがかなりトルクフルなので、これを『カバークランク用』にビルドアップできないか?という電話内容。
私もそのブランクのパワーと粘りは実感してましたので、二つ返事で『いいですね♫作ってみましょう‼️』と応えた。
「SPLASH」や「SHOOT」がこの種のブランクを使用しているので【パワーと粘り】を実際体感してもらう事は可能。
これらのロッドをベースに『MTO&LC用カバークランク用』に作る。
一本の電話だけだが「大体の構想」は浮かんでいる。
【使うルアー】【使う場所】【使い方】【使うブランクの特徴】・・・などを考慮。そして使い手の要望を合わせて構想。
これって『ロッドビルダーとして最も重要な事』かと思う。
実際に私も釣りをしてるし、突き詰めてトーナメントにも出場している。
あらゆるルアーも使うし、いろんなフィールドに釣りに行く。
だから【要望に応えれるロッドを作れる】と思っている。
やっぱり実際『釣りをしないとわからない事だらけ』だと。。。
「綺麗にカッコよくロッドを作るだけ」
「早く作り上げるだけ」
「言われた通りに作るだけ」
「ロッドみたいなカタチに組んだだけ」
・・・これらでは『ロッドビルダー』ではない。
【ロッドワーカー(作業員)】である。
それでは駄目である。。。
水深9mのキャロライナリグで釣ったのだが、これは「事前準備の賜物」。
前戦でしっかり獲りきれてないバイト(魚)があったので、ロッドのティップをブッタ斬って「ソリッドチューン」して最終戦に挑んだ。
チューン大成功!
最終戦はミス無しでバスをキャッチ。
【理想をカタチにする】
【要望をカタチにする】
・・・そんな『ホンモノのロッドビルダー』になれるようにこれからも色々経験・勉強していきたいと思う・・・
FKD