普段から経営者だけでなく、管理職をされている方にもお会いする中で、
思いのほか、孤独感に苛まれている経営者や管理職の方が多いなぁと。
幸いにも自分の場合は、創業の頃から先輩経営者が相談に乗ってくださったり、
いつも素だったこともありお客様からアドバイスをいただくなど、経営に関する悩みがあっても常に外に出すことが出来ていたので孤独を感じることはほぼありませんでした。
しかし、今や「マルハラ」という言葉があるほど何でもハラスメントになる上に、従業員の方が企業を選べる売り手市場の時代。
経営者や管理職の方は、腫れ物に触るように常に気を使いながら部下と関わり、
そこで悩もうものなら相談できる相手が居ない。
そこに加えて中間管理職の方は、
上からは「辞めさすな」「お前のマネジメントが悪い」と言われ、「ほなどうしたらええねん」という板挟み状態。
そうなると孤独感は増すばかり。
孤独感とは、”一人暮らし”や”一人で仕事をしている”という意味ではなく、心の孤独感。
人は他者と社会的交流があっても、
心の交流がなければ孤独を感じるんですね。
疎外感や認められていない感覚がそれにあたります。
会社であれば、
頑張っているのに周りの理解を得られなかったり、批判され続けるなど。
誰かに話せば良いけれど、なかなか話せずほとんどの人が自分で蓋をして我慢しています。
そんな人ほど、周りに話をしても理解してもらえなかったり、解決の糸口が見つからずに愚痴る自分さえ嫌になる。
だから自己嫌悪と孤独感でキツくなるんだと思うんです。
しかし孤独感は、脳機能が大幅に低下するだけでなく、タバコや肥満よりも死亡率が2倍以上に跳ね上がると言われているほど。
でも孤独を感じるのは、孤独を感じる環境下にあるからであって、同じような悩みを持つ人や、同じ立場の人の話を共有できるとまた違うんじゃないかと思うんです。
このブログをご覧になっている方の中には、
「小林は強い」
というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろその逆です。
僕は弱いからブログでもさらけ出すんです。
批判されることは怖くないし別に嫌でもないですが、それよりも本音で生きれなくなる自分が怖い。
だから出すんです。
上辺でつくったニセモノの自分で生きると孤独を感じそうで嫌なので。
だから我慢できずに出しちゃうんです。
そこが弱い。
ただ、経営など仕事で孤独に苛まれている人を見ていると何か自分にできることはないかと。
そんな人の役に立ちたいという思いでいっぱいになる。
そこを真剣に考えたいと思います。
今日も感謝。