- 調律師、至高の音をつくる 知られざるピアノの世界 (朝日新書)/高木 裕
- ¥735
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ピアノという自分と全く関係ないものについての本.
ただ,意外と面白かった.
温度とか湿度とかの影響を受けながら,コンサートで最高の音を作ろうとする作者が単純にすごいと思った.
音だけじゃなくて,鍵の硬さとか,演奏される音楽の種類とかまで考慮して,
さらに自分のものじゃないピアノまで調律するとなると変数も解も多すぎて,
これをちゃんと制御できるようになるのは,AIではたぶん無理.
でもって,その変動さえも味にしてしまうとなるともはや神の所業だとしか思えません.
本の中で,よくピアノの演奏をF1レースにたとえていたけど,
絶対的な基準が無いピアノの世界のほうが複雑さは無限大だと思う.
この作者の人は自分の会社でピアニストのサポートを全力でしているみたいだけど,
自分の仕事と立場的に少し似ていて見習わないと,と思う.
中のエピソードでいろいろなお客の話が出てたけど,
そういうところも業界的に似てんなーと思った.
久しぶりの当たりの一冊だった.
ピアノのコンサート行きたいと思った.

