自然現象はなぜ数式で記述できるのか (PHPサイエンス・ワールド新書)/志村 史夫
¥840
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昔読んだ漫画の一説にあった言葉を思い出した.


「本来科学は神の存在を否定するために存在,発展してきた.

だけど,科学が進化するにつれ,物事が明らかになるにつれ,

神の存在が否定しがたいと考えざるを得ないことが多くなる.」

たぶんこの作者が言いたいのはこういうことなんだと思う.

ただ,内容としては,その理由を書いてくれるのかと思っていたのに,

そういうことが書いてなく,ただ自然現象と数式のつながりが不思議だということばかり

書いてあったので,興ざめ.お勧めしない一冊.



小惑星探査機 はやぶさ物語 (生活人新書 330)/的川 泰宣
¥777
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昨年,数少ない明るい話題になった「はやぶさ」についての本.

長い旅路をいくつものトラブルを乗り越えて地球に帰還したということは知っていたけど,

まさかこんなにすれすれのミッションだったとは思わなかった.


故障して,故障して,それでも動くものをつなぎ合わせて,

というかそれを見越してつなぎ合わせてあって,

トラブルをくぐりぬける様はアポロ13のよう.


それで頑張って地球にたどり着いたはやぶさが

カプセルだけを地球に返し,

自分は地球の姿を写真に収めながら大気圏で燃えるつきて,

まるで流れ星のようになる様は感動的だった.


NASAをも超えるミッションに日本の底力が見えた一冊だった.

昨年読んだ本の中でも1,2を争う一冊.

別のはやぶさ本も読んでみたい.

高校数学でわかるボルツマンの原理 (ブルーバックス)/竹内 淳
¥903
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昨年に引き続き統計物理の本.
これ関係の本も,もう何冊も読んでいるし,内容は大体把握しているつもりでいる.
けど,やっぱり「あーこういうことね」みたいな発見は何冊目でもあるものだなと思う.
こういう本って途中で数箇所は論理の飛躍があってそこが最後まで引っかかってしまう.
それは書いている人がごまかそうとしているのか,
それとも書いている人にとっては当たり前すぎることなのか.
一度聞いてみたいことではある.

高校数学で,というところを売りにしているけど,

高校生でもかなりちゃんと数学と物理が分かってないと難しいと思う.

受験数学では無理かと.