日本人のための科学論 (PHPサイエンス・ワールド新書)/毛利 衛
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先のエントリーの理系冷遇社会と同じような内容.

著者が宇宙飛行士の毛利さんということもあって説得力はある.


毛利さんがいう対象はドクターとかの研究者がメインで,

日本人というにはちょっと違う気がする.

日本が抱えている問題はもっと低級で根の深いものだと思う.


毛利さんが館長を務める未来館は前から興味があったけど,

まだ行く機会が無い.


今年は時間と相手を見つけていくことにしよう.

科学者の端くれとして,今の閉塞感をといてくれるものがあるような気がする.

理科系冷遇社会―沈没する日本の科学技術 (中公新書ラクレ)/林 幸秀
¥903
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自動車をはじめとして,日本の工業製品の競争力が低くなっているということが言われて久しく,

そのことについて改めて考えている本.


とはいっても,工業の発展のサイクルからいうと,これから中国とか韓国とかが

模倣品を改良して日本を越えてくるのは自然なことと思う.

昔は(今も)日本は他国が考案したものを特許を避けながらブラッシュアップして

低価で量産することで発展してきたんだから.


でも,それはそれで日本にはやっぱり理系の研究者を醸造する姿勢が欠けているというのが

この本の主張で,たしかにそうだという感じ.


理系は金にならないというイメージが一つの原因で,

それの根底にあるのが,日本は新たに付加価値を作るより,

お客さんへの奉仕という形で成功してきたという過去.


昔の文化では大丈夫だったのかも知れないけど,

今は若い人たちはそんなことでは我慢.

あたりまえのこと.そうなるとできる人はもっとお金のもらえる職について,

理系に人が集まらない.


付加価値で勝負できる健全な市場を形成できるまで,日本はこの苦難からは逃れられないのでは?

と思うと,自分で嫌になる.

GIANT KILLING(18) (モーニングKC)/ツジトモ
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初の漫画エントリー.


ここ数年新しい漫画ってほとんど読んでなかったけど,

本屋で嫌でも目にはいるこの本は読んでみたいと思っていて,

先輩が貸してくれたので読んでみた.


監督業でプロリーグということでこれまでのサッカーものでは無い視点からの内容が新鮮.

サッカーって選手のほかに監督とかコーチとかクラブの人とか,

地域の人からライターからほんとにいろんな人がかかわっていて,

例えばその人たちの想いみたいなものが,ワールドカップとかCLとかにかかっているって

考えると本当に尊いと思う.


これまでサッカー分かってると思っている人にも,なるほど的な視点を与えてくれる良策だと思う.

久しぶりにFC東京の試合に通いたいと思った.