昨年、車載テーブルの脚を取り替えて車外でも使えるようにしたので、それをキャンプ時に外で使うと車内で使えるテーブルがなくなる為、新たに車内用のテーブルを作る事にしました。
【車載テーブル】
元々簡単に使える車内のテーブルは考えていました。
と言うのは、車内が狭い為に車載テーブルは常設しておらず、そのテーブルはバックドアに取り付けていて必要な時に外して設置するスタイルです。
そんな状況ですから「簡単に使えるテーブルがあればいいなぁ」とは思っていました。
しかし、冷蔵庫の蓋がとりあえずテーブルとして使えるし、切羽詰まらないとと言うか、必要に迫られないとできない性格なので、先延ばしにして現在に至ります。
【冷蔵庫】
それで、新たに作るテーブルは簡単に設営できる折り畳み式(ワンタッチ式)の物を上画像の冷蔵庫の側面に取り付けます。
位置が車載テーブルとは干渉しないのでいざとなれば両方使えます。
テーブル板に使用するのは車を購入した時に車内に置いてあった板。
何かに使っていたであろう事はわかるのでその内に必要になるだろうと思い保存していましたが、結局未だに使用しておらず、今は板材も高価になりましたから、大した物を作るわけではないので購入するのも今持っている板を切り出すのももったいなく思いこれを利用する事にしました。
それで、取り付け予定の冷蔵庫を収納しているキャビネットの側面は、板の幅が650mm程度までなら取り付けても邪魔にならなそう。
ベッド設営時のキャビネット上部までは240mmなので、キャビネットの板厚16mmを含めるとテーブルの奥行は256mmまでOKとなります。
と言う事で、使用するのは下画像の板。
折り畳み式にする為の棚受け金具はテーブルを思いついた時から探していました。
しかし、適当な物が見つからなかったので購入したのはずいぶん経ってから。
特に、手頃な小さいヤツって意外に高価な割りに耐荷重が小さかったりするので探すのに時間がかかりました。
で、紆余曲折あり、結局 一般的な物を2種類購入していました。
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棚受け1(2本1セット¥1100)の耐荷重は40kgで、棚受け2(2本1セット¥1090)は50kg、共に今回の計画にはオーバースペック。
で、今回使用するのは上画像左の棚受け1。
耐荷重は40kgあれば十分だし、棚受け2は2セット購入しておりまして、ここで1セット使うと種類の違う物が1セットずつ残るので半端にしたくありませんでした。
ところで、今気づいたのですが、上画像の棚受け1は板を受ける面が今回使用する面とは逆になっております。
ちなみに、それぞれの棚受け金具のロック解除方法は以下の通り。
棚受け1は①一旦上に持ち上げ、②バーを押し込むとロック解除でき、棚受け2は下にあるレバーを押すとロック解除できます。
では、作業開始。
まずは現在板に取り付けられている金具やマジックテープなどを外します。
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で、残念な事ですが、マジックテープはタッカーで取り付けられていたので外す時に板の表面を傷つけてしまいました。
まあ、テーブルとしての機能に影響しないからいいんですけど、見た目が気になるなら後からニスでも塗って補修しようかと。
そして、奥行は目一杯の256mmではなく少し短い250mmでケガキし丸ノコでカット。
次はR加工。
定規で計測すると20mmっぽいのでR20をフリーハンドでケガキしジグソーでカット。
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そして、モールを取り付ける溝切りをします。
幅2mmで深さは5mm必要。
あいにくトリマーのビットに合う物がないのでルーター用の研削ビットを使います。
【ルーター用ビット】
これをボール盤に取り付けスライドさせて溝切りするつもりでしたが、板を見ると芯材がガイドラインになりそうなのでドリルを使いフリーハンドでやる事にしました。
要は横着ですな。
ビットはドリルの奥まで入れた状態で9mmだけ出ます。
ちょっと深くなるけど特に問題ないでしょ。
で、やってみたら、ドリルじゃ削れないのね。
結局 単純な穴開け作業をコツコツとやる事になりました。
これを仕上げるのにノコギリを使用したのですが、どうにも仕上がり具合いがよろしくない。
穴開けの位置がズレている所もありましたしね。
そこで思い出したのがディスクグラインダー。
確か切断砥石には2mmのヤツもあったはずなので、それを使い仕上げる事にしました。
【ディスクグラインダー】
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溝を1回スライドさせたら問題解決。
なかなか良い具合に仕上がりまして作業終了。
ちなみに、最初からディスクグラインダーを使えば良かった気もしますが、その場合ちゃんと固定してから作業しないときれいな一直線の溝にはならないでしょうねぇ。
今回は下地ができていたので上手く行ったと思います。
それはともかく、モールを取り付けて板は完成。
最後は取り付け。
まずは棚受け金具を取り付けます。
金具のロック解除は一旦持ち上げなければならず、後方に倒す分のスペースを確保しなければならないので、下画像の位置よりも下には取り付けできません。
どうしても低く取り付けたい場合は金具との間にスペーサーを入れれば可能だけど、今回は板のサイズに余裕がないので低くするのはほぼ無理。
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キャビネットの板の厚さは16mmですが、金具に厚みがあるので取り付けネジは少し長い4X20mmの皿ネジを使用しました。
次に金具に板を載せ、冷蔵庫の蓋の開け閉めに干渉しない位置に板をセットしてネジ穴の位置をマーキングします。
マーキングしたらキャビネットから金具を外し、4X16mmの皿ネジで板に取り付けます。
板を載せたままネジ留めするよりも外した方が作業はやり易いです。
そして、再度金具をキャビネットに取り付けて完成。
完成後、テーブルの位置が高く使い辛い気がしたのでテーブル面までの高さを計測したら30cmでした。
予定では28cm程度になるはずで、原因はベッドが沈んでいる為だと思うんですが、ただ、普通は30cm程度じゃ問題無いと思うんですけどねぇ。
ともあれ、これを折り畳んだのが下画像。
テーブル収納はジャストフィットと言う感じで、250mmでカットしたのは正解でした。
もっとも下はベッドなので多少長くても無理矢理収まりますけどね。
それで、今のところこのテーブルが活躍すると思われるのは今月予定している夏キャンでの就寝時。
少なくともクリップ扇を取り付けるのには役立つでしょうね。
と言う事で、今更感はありますが、また一つステップワゴンのカスタマイズが完了したのでありました。
では、また!