まずは柄から。
柄をそのまま中華鍋に取り付けたのでは長くなって持ち重りするので、柄を取り付ける部分だけ残してカットします。
カット方法はディスクグラインダーに切断砥石を取り付けて。
切り口をきれいにして再度パイプの内径を測ったら23mm。
事前の計測では内径が20mm、明らかな計測ミスです。
しかし、よ~く考えてみると、外径が25mmで内径が20mmと言うのは疑うべきでした。
と言うのも、中華鍋本体の厚みが1mmくらいしかないのに、柄であるパイプの厚みが2.5mmであるわけがない。
だけど、「だからこそバランスが悪い」と思っていたところもあるんですよねぇ。 f(^^;
ちなみに、カットしたらバランスは良くなりました。
柄に使用するのはラワン材と思われる丸棒。
本当はこれを使う予定ではなかったです。
と言うのは、材質が柔らかく若干太いので、硬いであろうすりこ木を使う事にしていました。
ところが、ことごとく成形に失敗し、再度すりこ木を買いに行くのは時間がかかるしやる気スイッチが切れそうなので、本意ではないけれどこれを使う事となりました。
で、やっと成形に成功。
取り付ける前に固定用のネジ穴を開けます。
使用するネジはトラスタッピングの4X12mmで、錆びるとガタつきの原因になるし、他の面倒も考えステンレス製を使用する事にしました。
と言う事で取り付け。
画像ではわかりづらいですが、結構太いです。
どのくらい削るか考え、パイプと同じ25mmだと柄の境目を掴んでしまった時にヤケドするので、それより太い28mmにしました。
方法はディスクグラインダーにディスクペーパーを取り付けて。
握った感じはとりあえず30mmの時よりはいいです。
使っていて具合が悪いようならまた削ります。
この裏はこんな感じ。
で、まあ、例によって塗装したくなり100均のニスを塗った次第。
乾燥を待っている間に五徳制作。
鍋底が接する幅を20mmとし、その両端を斜めに削り他は5mm削ります。
研磨方法は、ディスクグラインダーに研削砥石(#60)を取り付けて。
それで、3.5mm削ったところで結構な隙間ができたので、一旦そこでやめました。
実際に使ってみて足りないようならまた削ります。
内側には角があるので鍋底が接するのは線、なので、面で接するよう斜めに削りました。
また、他の部分については炎が抜けやすくなるよう斜めに削りました。
仕上げはヤスリとサンドペーパー。
そして、最後に耐熱塗装をして完成。
それから、柄のニス塗装は1回で、乾燥後クリアラッカーを2回スプレー塗装しました。
中華鍋の状態は、改善する前よりも傾く感じ。
柄の長さは実測で157mm、やはり、柄が長くなったせいでしょうね。
と言う事で、合体。
最初に試してみた時と違いギリギリ安定を保っている感じでした。
柄の長さが原因だと思いますが、持ち手部分(100mm)はこれ以上短くできないので、改善するなら細くするのと本体側の取り付け部を短くする事です。
ただ、五徳の上から炎が抜けるように削った部分も影響している可能性があります。
と言うのも、鍋底と五徳の接する部分は円から弧になってしまいましたからね。
その鍋底と五徳は下画像のような状態。
隙間は十分な感じですが、やはり接する部分は少ないですね。
鍋が汚れたので、洗うついでにガスコンロでテストしました。
耐熱塗装の固着もできますし。
それで、今更なんですが、ウチのガスコンロってバーナーのセンターにセンサーが付いていて鍋底が当たらないと熱感知ができないので弱火になってしまうんですね。
で、下画像のような「五徳ON五徳」では鍋底にセンサーが当たらない。 (>_<)
上画像を撮った後弱火になってしまいました。
かと言って、コンロの五徳を外しても作ったヤツはバーナーよりも低くて使えません。
正式に作ったヤツではないからいいんだけど、なんとなく悔しい。(T_T)
ま、キャンプでは使えるでしょう。 f(^^;
それで、上画像を見る限り作った五徳の隙間からの炎は確認できません。
五徳の高さが関係しているんでしょうね。
最後に強火。
特に変化なし。
考えてみたら、センサーに当たらないのなら、五徳はセンサーに当たるくらいまで低くすればいい。
では、また! (^o^)/