さつきを挿し木した2か月後の5月3日、旭山桜を剪定した時に出た枝数本も挿し木してみました。
この時点ではさつきの結果はまだわからなかったけれど、単純に 『 剪定した枝がもったいない。 』 と思って試した次第です。 f(^^;
【 剪定した旭山桜Bの枝 】
ただ、普通はちゃんとした枝を挿し木するようだし、この枝は若いですから期待はしていませんでした。
それに旭山桜B以外の枝は短く、挿し木には適さない感じがしました。
もっとも、若い枝と言う時点で適さないのかもしれませんけどね。
【 5月3日 】
この用土も再利用した物で、枝数が多い事もあり、また、水切れを懸念してプランターに挿しました。
それから3週間後、短いヤツは枯れてしまい唯一残ったのが長かった旭山桜Bの枝だけ。
【 5月24日 】
ただし、枝先の芽はなくなり葉だけがその色を保っていました。
しかし、その葉も次第に枯れ落ち、とうとう1枚になってしまいました。
『 やはりダメか・・・・・。 』 と思いながらも枝は緑のままなので水やりは続けていました。
【 6月24日 】
すると、6月24日の朝、何気なく枝の先端を見ると新芽が伸びていました。
3か月経っていないので根付いているのかはわかりませんが、活きているのは確認できました。 (^^)v
で、この成長が意外に早く、翌日には葉が開きかけ・・・・・、
【 6月25日 】
その翌日には開いていました。
【 6月26日 】
手前に開いているので上画像ではわかりづらいですが、そのまた翌日には他の葉も開いていました。
【 6月27日 】
更に、1枚残った葉の脇からも芽が出ていました。(下画像○)
それにしても新芽確認からの成長が著しいです。
盆栽は若い木の場合毎年植え替えるので、「若い木は成長が早い」 と言う事なのでしょうか。
もしかすると今ある盆栽より早いかも。
ともあれ、このまま水切れさせなければ夏を過ぎる頃にはしっかりと根付くと思われます。
そして、冬を迎える頃には枝の色も変わって幹のようになる事でしょう。
あとは来年の春に鉢に植え替えれば完了です。
ただ、植え替え時に枯らしてしまう事もあるようですから注意が必要です。
その代わり、植え替えに成功すれば今持っている接ぎ木した旭山桜よりも長生きすると思われます。
その後もちゃんと世話をすればお父さんが生きているうちに枯れる事はないでしょう。
と言うか、そもそも今からじゃ桜の寿命には勝てませんけどね。 f(^^;
ちなみに、調べたところ桜はごく限られた種類しか挿し木繁殖できないらしく、旭山桜は挿し木ができる種類なんですが、戦後大量に植栽されたソメイヨシノは100%接ぎ木繁殖で、台木に使用しているアオハダザクラが短命な為に60年程度の寿命なんだそうな。
ただし、小石川植物園や弘前公園には樹齢120~130年を超えるソメイヨシノがあると言うので、それらは台木が違うか挿し木繁殖なのでしょう。
ところで、挿し木を行った後で 発根促進剤 なる物があると知りました。
その名の通りの商品で、挿し木の際切り口周囲に塗布するのですが、必須と言う事でも無いようです。
ま、実際使わなくても上手く行きましたし、絶対に失敗したくない時に使う事とします。
では、また! (^o^)/