キーの修理 2 | お父さんの工作室

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ブログのアクセス履歴を見ると、昨年末から “ キーの修理 ” がほぼ毎日1位。

 

大した内容でもないので、どうしてなのか不思議に思っている次第ですが、もしかしたらブックマークによるものでしょうか ・・・・・。

 

で、今回は第二弾です。

 

今度はお父さんの車のキーが壊れてしまいました。

 
壊れたのはキーホルダーに取り付ける部分。
 
 
 
 
ここはケースの一部で、素材がプラスチックですから考えてみれば壊れても不思議ではない所。
 
手っ取り早いのはケース本体を注文して交換する事。
 
しかし、交換したところでまた同じく壊れてしまう可能性があります。
 
そこで、この部分に金属のリングを取り付ける事にしました。

 

 


 

 

出来上がりの見た目はよろしくないかもしれませんが、このままキーを単体で持ち歩くのは落とす可能性もあるので、見た目が悪くなってもリングが付いていれば実用的です。

 

それに、このような工夫、案外嫌いじゃない。 f(^^;

 

とりあえず、リングは大小2種類用意しました。

 

小さい方は直径が 10 mm で、素材の直径は 0.7 mm 。

 

大きい方は 直径が 14 mm で 素材の直径は 0.9 mm 。

 

それにしても、普通は車のキーと言うと下の画像のイメージですが、そうでない形状に対して今まで何の違和感もなかったです。

 

まあ、一つのデザインなんでしょうが、強度も考えて欲しいところです。

 

 

 

 

考えた方法は、まず、折れた部分を削り平らにします。

 

そして、ヤスリで削ってリングが通るだけの切り込みを入れ、リングをセットして瞬間接着剤で固定しようと思っていました。

 

 

 

 

ところが、良く見るとケースに隙間がない。 (゚o゚〃)

 

画像がピンボケでわかりづらいかと思いますが、ケース内部は基板を保護(防水)する為にパッキンがついておりまして、そのパッキンがついている部分とケース外側の縁との間には隙間がないのです。

 

 

 

 

どうしてもこの部分にリングを取り付けるとなると、溝を掘るしかありません。

 

溝を掘るにはヤスリで チマチマ 削るか、半田ゴテに刃を取り付けて熱で溶かす方法がありますが、チマチマでは時間がかかるし、半田ゴテとなると溶かすだけに一発勝負になるので下手したらパッキンをダメにする可能性があります。

 

考えた結果、同じ所にリングを取り付けるのは諦めて、ケース中央に穴を開ける事にしました。

 

パッキン部分とケースの縁との間に穴を開けるのであればリングを通しても防水効果は保てます。

 

ただし、リングが動くでしょうから次第に穴が広がっていくでしょうけどね ・・・・・。 (><)

 

接着剤でリングを固定出来ればいいんですけど、そうするとケースを開けられなくなるので電池交換が出来なくなります。

 

ま、仕方がないですね。

 

と言う事で、ドリルで穴を開けますが、2つを見比べて条件の悪い方に先に穴を開けます。

 

そうすれば後から開ける方は楽になります。

 

2つを見比べた結果、パッキンの付いていない方が、強度の為なのか仕切りが付いていて面倒な構造。

 

 

 

 

と言う事で、仕切りの間の所に穴を開けます。

 

取り付けるリングは大きい方にするので 1mm のドリルの刃を使用します。

 

 

 

 

リングは2重になっているので本来は1mm だと通らないわけですが、 2mm の穴を開けたのでは穴が大き過ぎるので、 1mm の穴を開けた後、その穴をヤスリで横に広げます。

 

そうすれば、余分な隙間のないリングが通るだけの穴に出来ます。

 

と、その前に、穴を開けたらケースを合わせて、反対側にも穴を開けます。

 

こうすれば穴の位置がずれる事はありません。

 

 

 

 

終わったところで穴の加工、その穴のバリ取りを2種類のヤスリで行います。

 

 

 

 

それが終わったらリングを通します。

 

 

そして、2つを合わせ、ビス止めして完了です。

 

 

 

 

大した作業ではないですけど、達成感はありますよ。 f(^^;

 

とりあえず、これでキーをなくす心配はなくなりました。